保守派のジャイール・M・ボルソナロ前ブラジル大統領。写真：カロリーナ・アントゥネス/PR
【ゲートウェイパンディット】フェルナンド・デ・カストロ・イン・ブラジル
ブラジルの唯一の保守派候補に新たな打撃として、上級選挙裁判所は10月31日（火曜日）、ジャイル・ボルソナロ前保守派大統領に新たな不適格のペナルティを課した。
裁判官の大多数は、2022年9月7日のブラジル独立200周年の公式行事を選挙目的に利用したボルソナロの政治権力乱用を非難した。
議論の核心は、ボルソナロ氏が独立200周年記念式典と選挙活動を意図的に融合させたかどうかにある。ボルソナロ前大統領は、政治的・経済的権力の乱用に加え、選挙運動における公的資産の使用など、法律違反の疑惑にも直面している。
ベネディート・ゴンサルヴェス、フロリアーノ・マルケス、アンドレ・ラモス・タヴァレス、カルメン・ルシアの各大臣はボルソナロに反対票を投じた。
ジャイル・ボルソナロはすでに今年6月、別の事件で政治的権力の乱用とメディアの不適切な利用により有罪判決を受け、裁判所は2030年までの8年間、ボルソナロの不適格を宣言した。
ボルソナロの弁護側はすでに、最初の有罪判決に対して連邦最高裁判所に上訴している。現在、彼らは2回目の上訴を準備しなければならないが、訴訟手続き中は資格剥奪の効力は一時停止されない。
今回の有罪判決は、ボルソナロが上訴によって資格停止を覆そうとする試みに、さらなるハードルを課すものだ。
