ジャイル・ボルソナロ前ブラジル大統領
【ゲートウェイパンディット】2023年8月8日
フェルナンド・デ・カストロ
ブラジルの前保守党大統領ジャイル・ボルソナロは、上級選挙裁判所が下した政治的権利の停止処分を覆そうとしている。
ボルソナロ氏の弁護側は8月7日(月)、この要請書を提出した。
ボルソナロ氏は、ブラジルで採用されている電子投票システムの安全性について話し合うため、政府宮殿で各国大使との会合を開いた際、政治的・経済的権力の乱用で非難された。
このシステムはドミニオン・システムズ社のものと類似している。
ボルソナロは、投票システムのセキュリティ構造の欠陥と脆弱性を指摘した。
6月、ブラジルの選挙裁判所は、ボルソナロが権力の乱用とメディアの不適切な利用に関与していたと結論づけた。
裁判所は5対2の賛成多数でボルソナロの政治的権利を停止し、2030年まで選挙への参加を禁止した。
ジャイル・ボルソナロ氏の弁護側は、前大統領の弁護権が「抑制」され、手続き中に弁護士から提示された問題点が十分に分析されなかったと主張している。
ボルソナロ弁護団はこう主張する。
「実質的かつ効果的な審理は行われなかった。当事者の参加は促進されず、行政司法手続きにおいて保証される憲法上の保証である広範な弁護の行使や矛盾もなかった」
ボルソナロの弁護側の要請を判断するのは、選挙裁判所のこの事件の報告者であるベネディト・ゴンサルベス判事である。
ゴンサルヴェス判事は、2008年に社会主義者ルーラ・ダ・シルヴァによって高等法院に任命された人物である。