プーチン大統領、全国規模の核戦争訓練でロシアに第三次世界大戦の準備をさせる


【Natural News】2023年10月17日  ケビン・ヒューズ著

https://www.naturalnews.com/2023-10-17-putin-preparing-russians-wwiii-nuclear-war-drills.html

 

10月4日、ロシア全土でサイレンが鳴り響き、核攻撃を想定した全国的な訓練の一環として、子どもたちは戦時中のガスマスクを着用させられた。


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、核戦争中に何が起こるかをシミュレートするために、このような緊急訓練を国民に課した。

 

2日間にわたる訓練では、ロシアの11の時間帯にまたがるすべての地域でサイレンと拡声器が鳴り響いた。これはロシア初の全国的な "民間防衛訓練 "であった。

 

訓練の一環として、全国のテレビ局はこう放送した。

「皆さんにお知らせします!公共警報システムの準備がテストされています!落ち着いてください」このメッセージは全国の拡声器からも流された。

 

救急隊はシミュレーションを行った。ロシアのある都市では、防護服に身を包んだ一団が、担架に乗せたダミーの遺体とともに、犬の群れを引き連れてビルから走り出すのが目撃された。

 

ある消防士のグループは、救急車や他のチームが周囲で活動するなか、模擬火災の消火に急ぐ姿が目撃された。

 

ロシアのニュースやソーシャルメディアで拡散された映像には、ガスマスクの正しい付け方を教わるなど、同様の訓練に参加する小学生たちの姿が映し出されていた。

 

ある都市では、地下壕でシミュレーションが行われた。かつてスターリングラードだったヴォルゴグラードでは、2つのシェルターが訓練に参加した。

 

訓練を監督したアレクサンドル・クレンコフ非常事態相は、「訓練の主な目的は、具体的な行動に対する準備態勢を確認することだ」と述べた。

 

彼は、訓練は戒厳令が導入され、ロシア社会全体が戦争または避難のために動員されたことを想定していると指摘した。

 

ウクライナ無人機31機がロシアで撃墜された後、緊急警戒テストが行われた。

 

ロシア国防省は、緊急訓練と警戒態勢テストは、少なくとも31機のウクライナ無人機がロシア領内で撃墜されたわずか数時間後に実施されたと指摘した。

 

キエフ政権によるロシア連邦領内の標的へのテロ攻撃の試みは阻止された」と国防省はテレグラム上の声明で述べた。

 

とはいえ、国家安全保障弁護士で地政学アナリストのイリーナ・ツカーマンは、「プーチンは、NATOによる核攻撃やその他の大規模な攻撃の可能性を深刻に懸念しているわけではない」と述べた。

 

戒厳令の発令は、プーチンが取り締まりを続け、ロシアを外部の影響から孤立させるために特に有効である。

現実には、ロシアは核攻撃に備えているのではなく、戒厳令のような長期的な内部規制の発動に備えているのだと、ツカーマンは付け加えた。

 

米国はまた、テレビとラジオチャンネルを含む携帯電話を使った大規模な警告システムのチェックを10月18日(水曜日)に実施した。

 

これは、国家非常事態が発生した際に、大統領が10分以内にさまざまな手段を使ってアメリカ国民に語りかけることができるようにするためのものである。

 

連邦緊急事態管理庁は、このテストの目的は、システムが 「特に国家レベルの緊急事態を国民に知らせるのに、引き続き効果的である」ことを確認するためだと述べている。