世界は主要金属の不足に直面している - CNBC

特に中国からのリチウム需要が増加している、と同メディアが報じている。

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【RT】2023年8月30日

https://www.rt.com/business/582038-lithium-shortage-china-demand/

 

家電製品や電気自動車のバッテリーに使用されるリチウムの世界的な供給量は、早ければ2025年にも需要を下回るとCNBCは8月29日(火曜日)、フィッチ・ソリューションズの調査部門BMIを引用して報じた。

 

 

アナリストたちは、この潜在的な不足は、中国のリチウム需要が、現在中国の供給可能量を上回っていることに起因するとしている。

 

 

BMIは最新レポートの中で、「2023年から2032年にかけて、中国のリチウム需要はEV(電気自動車)向けだけでも年平均20.4%増加すると予想している。

 

 

中国は、電気自動車用バッテリーの生産に不可欠なリチウムの世界第3位の生産国である。  

 

世界経済フォーラム(WEF)は、世界のリチウム需要は300万トンを超えると予測している。

 

S&P グローバルコモデティ インサイトの予測によると、電気自動車の世界販売台数は今年1,380万台に達するが、その後2030年までに3,000万台以上に急増すると予測されている。

 

「我々は基本的にリチウム業界の供給不足を信じている。もちろん供給は伸びると予測していますが、需要はもっと速いペースで伸びるでしょう」と、ドイツ銀行のリチウム・クリーンテック株式リサーチ・ディレクター、コリン・ブランシャールはCNBCに語った。

 

同専門家は、来年末までに炭酸リチウム換算で約4万トンから6万トンの「小幅な不足」が発生すると見ているが、2030年末までには76万8000トンの不足が拡大すると予想している。