インフレ率の低下にもかかわらず、EUの経済エンジンは失速し続けるとドイツ中央銀行は警告している。
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【RT】2023年8月23日
https://www.rt.com/business/581591-germany-economic-stagnation-bundesbank/
ブンデスバンクが8月21日(月曜日)に発表したところによると、2023年第2四半期のドイツの経済生産高は、その前の2四半期に縮小した後、停滞しており、当面の成長率は緩やかなままとなる見込みである。
中央銀行は月例報告の中で、「2023年第3四半期の経済生産は、多かれ少なかれ再び停滞する可能性が高い」と述べた。
予想によれば、工業生産高は、外需が最近減少傾向にあるため、引き続き低迷する。
「高い資金調達コストは、おそらく引き続き投資の重荷となるだろう。また、建設セクターの需要も依然として減衰しており、それがますます生産に反映されることになるだろう」とドイツ規制当局は述べている。
ブンデスバンクはまた、ドイツ政府が企業や家計に対し、主にエネルギー価格ブレーキによる大規模な危機関連支援を続けているため、2023年には大幅な赤字を記録するだろうと述べた。
良い面としては、安定した雇用と力強い賃金の伸び、インフレ率の低下により、個人消費の回復が続き、サービス部門にも弾みがつくだろうと予測している。