ギリシャの山火事で男性死亡、新たな炎が猛威を振るう

                 Fresh blaze in Greece as wildfires rage

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【Insider Paper】2023年8月21日 5時29分

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ギリシャの首都アテネ北部で発生した山火事で男性が死亡しているのが発見された。

 

「年老いた羊飼いが家畜を助けるために羊小屋に駆け込み、死亡しているところを発見された」と消防隊の広報担当者はアテネの北約100キロにあるボイオティアでAFPに語った。

 

 

海岸と火災現場近くの2つの集落の住民に避難勧告が出された。

 

消防署の別の職員がAFPに語ったところによると、4機の放水機の支援を受けた約60人の消防士が炎と闘っているという。

 

エヴィア島でも山火事が発生し、42人の消防士が派遣され、4機の飛行機が支援し、コミュニティは避難を命じられた。

 

ギリシャ北東部のロドピとカヴァラではさらに2件の山火事が発生し、アテネ西部の町アスプロピルゴスでも山火事が発生した。

 

欧州連合EU)は、キプロスを拠点とする2機の消火航空機とルーマニアの消火チームを、EUの市民保護メカニズムを通じて派遣すると発表した。

 

ギリシャはすでに2008年以来、森林火災という点では最悪の7月を経験している」と危機管理委員会のヤネス・レナルチッチ委員は述べた。

 

焼失面積はより大きく、火災はより激しく、以前よりも多くの表面積を破壊している。

 

市民保護当局は、アテネ周辺地域とギリシャ南部の他の地域における「極端な」火災の危険性を警告した。

 

「我々は極端な現象に直面しており、この困難な状況に適応しなければならない」と、消防当局のヤニス・アートピオス報道官はテレビ放送の中で述べ、当局の指示に従うよう人々に呼びかけた。

 

また、ギリシャ北東部の港湾都市アレクサンドルーポリス近郊では、3日目も火災が続いている。

 

消防士7人とボランティア1人が負傷し、病院に搬送されたという。

 

週末には13のコミュニティが避難し、市民保護当局は煙のため屋内にとどまるよう住民に呼びかけた。

 

気象学者によると、火災の危険性を高める非常に暑く乾燥した状況は8月18日(金曜日)まで続くという。

 

熱波の中、エーゲ海南東部の人気観光地ロードス島南部では、7月18日に発生した火災が強風にあおられ、10日間で約17,770ヘクタール(43,000エーカー以上)を焼いた。

 

観光客を中心に約2万人が避難を余儀なくされた。