【Insider Paper】AFPA 2023年8月17日 11時08分
https://insiderpaper.com/french-government-to-hold-crisis-meeting-as-heatwave-mounts/
フランスのエリザベス・ボルヌ首相官邸がAFP通信に語ったところによると、フランス政府は8月17日(木曜)、週末に最高潮に達する可能性のある熱波に対処するための危機管理会議を開催する。
ボルヌ首相官邸をはじめ、内務省、保健省、農務省、運輸省の上級公務員たちが午後5時(日本時間1500時)に会合を開くことになっている。
フランス本土の4県とコルシカ島の96県は現在、火災の危険性が高まっており、干ばつが食卓の3分の2に影響を及ぼしている。
8月14日(月曜)の夜、スペインと国境を接するピレネー・オリエンタル県では約500ヘクタールが焼失した。
また、フランス南東部の7県では、夏の嵐と猛暑に警戒が必要である。
一方、フランス公衆衛生局(SPF)は8月17日(木曜日)、南東部プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方で7月の熱波により、6月の最初の熱波による死者80人に加え、少なくとも30人以上の死者が出たと発表した。
昨年の夏、ヨーロッパ全体で61,000人中、フランスでは4,800人以上が暑さが原因で死亡した。
8月17日(木曜日)には、フランス南部の大部分で摂氏30度(華氏86度)以上の気温が予想され、最高気温は37度に達する。
いわゆる "ヒートドーム "と呼ばれる、南からやってくる新しい熱気を閉じ込めるドームが、今後数日のうちに形成されると予想されている。
「地中海沿岸とローヌ渓谷では、今週末から最高気温が40度近くまで上昇する。暑さはフランス中部と北部にも広がり、パリでは35℃の予想。温度計が下がり始めるのは、来週半ばから末にかけて」とメテオ・フランスは付け加えた。
気象学者たちは、フランスは2012年の記録を凌ぐ、これまでで最も激しい熱波に見舞われる可能性があるとさえ指摘している。