2020年の選挙結果に腹を立てているのなら、2024年にバイデンを倒すことだ。
あるいは、弾劾訴追を突きつけるだけでなく、納得させるような訴追を見つけることだ。
AP Photo/J. Scott Applewhite
【Pjmedia】2023年8月11日 リック・モラン著
大統領を弾劾するという考えは、アンドリュー・ジョンソン大統領(彼は敗戦国である南部を十分に憎んでいなかったという不運に見舞われた)が、上院の共和党が彼を退陣させるのに1票足りなかったため、正当な理由もなく大統領職を追われるのを免れた後、支持されなくなった。
19世紀の政治家としては、ジョンソンは、「機械政治」の悪名を高めたニューヨークのタマニーホール・マシーンを除けば、他のどの政治家よりも清潔でも汚くもなかった。
要するに、両党はジョンソンに何をしたかを見て、休戦したようなものだ。
その後、弾劾のハードルは大幅に引き上げられ、改革団体や個人から大統領の弾劾を求める声が時折上がるようになったが、1866年から1998年まで、絨毯の上に呼び出され、大統領職から追放されると脅された大統領はいなかった。
それが今、変わりつつある。2度弾劾されたドナルド・トランプは、2度ともジョンソンよりはるかに軽い理由で、少なくとも最初の弾劾の場合はインチキな理由で、共和党はジョー・バイデンを弾劾したくてうずうずしていた。
バイデンの "重罪 "は、教科書に載っている憲法上の賄賂と妨害である。
そして共和党は、すぐにでもその手続きを進めようとしている。
しかし、一部の共和党員は、国境での無能や司法省の「兵器化」といった政治的なものをすべて加えようとしている。
バイデンが便宜を図るために金を受け取ったという単純な事件であるべきものを、なぜ複雑にするのか?
つまり、共和党が決定的な証拠を見つけない限り、民主党はもちろん、上院と下院の共和党議員でさえも、バイデン大統領が有罪であるという鉄壁の証拠がない限り、バイデン氏を起訴して有罪にすることを拒否するだろう。
それがあるべき姿だ。
有罪判決を下し、大統領を退陣させることは、アメリカ史上最も破壊的な出来事となるだろう。
民主党がドナルド・トランプへの憎悪で判断を曇らせたからと言って、なぜ共和党がバイデンに同じことをしなければならないのか?
共和党員の多くは、2020年の選挙は盗まれたものであり、弾劾に値する犯罪が証明されなくても、バイデンを退陣させることがある種の「正義」になると考えている。
その道は独裁への道にある。
好むと好まざるとにかかわらず、ジョー・バイデンの選挙は下院と50州によって認証された。
憲法の規範と手続きに従い、批准された。
根拠のない弾劾訴追を喧伝するのは、インチキな理由で大統領を追い出すのと同じくらい有害だ。
2020年の選挙結果に腹を立てているのなら、2024年にバイデンを倒すことだ。
あるいは、バイデンを有罪にして罷免すべきだと、少なくとも一部の民主党議員を納得させる弾劾訴追案を見つけることだ。