プーチン大統領、スエズ運河近くのロシア工業地帯の立ち上げを促す

このプロジェクトは、ロシアとエジプト、そしてアフリカ全体の貿易を拡大することを目的としている。

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【RT】2023年7月27日

https://www.rt.com/business/580389-russian-industrial-zone-suez-canal-putin/


ロシアは近い将来、世界有数の交通の要衝であるスエズ運河近くのエジプトに工業地帯を完成させることを目指していると、ウラジーミル・プーチン大統領が7月27日(木曜日)に語った。

 

 

プーチン大統領は、サンクトペテルブルクで開催されたロシア・アフリカ経済・人道フォーラムの本会議でこう述べた。

「私は昨日、私の同僚であるアル=シシ大統領と話をした」

 

プーチンは、モスクワとアフリカ諸国の産業協力の緊密化の重要性を強調した。

 

「自動車や建設機械など、我々の工業製品はアフリカ大陸で広く知られており、大きな需要がある。これらの製品は、品質が良く、信頼性があり、操作が簡単であることが特徴である」

 

 

大統領は、アフリカにはロシアの機器を修理する専門のサービスセンターがあり、「アフリカでの当社工業製品の購入、大陸への輸送、アフターサービスに役立つ新しいツールが開発されている」と述べた。

 

エジプトにおけるロシア工業地帯の計画は2014年に承認された。

 

1つは紅海沿岸のアイン・ソクナ地区、もう1つはスエズ運河北端のポートサイドである。2つの用地の面積は525ヘクタールで、輸送と港湾のインフラが含まれる。

 

この工業団地では、ロシア企業に対して低税率の税制が適用され、数万人の雇用が期待されている。

 

プロジェクトに関与する企業の税率および個人所得税は10%に固定される。消費税は廃止される。

 

また2014年、カイロは幅広いサービスを提供するスエズ運河の近代化計画や、ロシア、中国、イタリアの地域を含む複数の工業団地の計画を発表した。