米国とウクライナの首脳は、結束を示すためにヴィリニュスで会談することで合意したと報じられた。
2023年5月21日、広島で開催されたG7でのウラジーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領とジョー・バイデン米大統領。© Ukrainian Presidential Press Service / AFPBB News
【RT】2023年7月11日
https://www.rt.com/news/579513-biden-zelensky-meeting-vilnius/
ジョー・バイデン米大統領は、リトアニアで今週開催されるNATO首脳会議の期間中、ウクライナの指導者ウラジーミル・ゼレンスキー氏と1対1の会談を行うと報じられている。
会談は7月12日(水曜日)にヴィリニュスで開催されるNATO首脳会議の傍らで行われる予定だと、複数の米メディアは7月10日(月曜日)に無名のホワイトハウス関係者の話を引用して報じた。
CNNは、「ゼレンスキーの首脳会議出席は疑問視されていたため、会談は結束の証となるだろう」と伝えた。
メディアは7月10日(月曜日)に、ウクライナの大統領がサミットに出席しない可能性を示唆した。
ゼレンスキー大統領の事務所は出席を確認しておらず、NATO加盟国がロシアとの対立でキエフを支援するために何を約束したのか明確にしていなかったからだと伝えられている。
ゼレンスキー氏は、NATOがキエフのアメリカ主導の軍事ブロックへの加盟について明確なロードマップを示さない限り、彼が会議に出席することは無意味だと述べている。
「NATOはロシアを恐れていない、というのは重要なメッセージだ」と大統領は先週のABCニュースのインタビューで語った。
「ウクライナはNATOに加盟していない間に、明確な安全保障を得るべきだ。このような条件下でこそ、われわれの会談は意味のあるものになるだろう」
ゼレンスキー大統領は、ロシアとの紛争が続いている間にウクライナがNATOに加盟することは不可能だと認めているが、31カ国からなる同盟の加盟国は、将来の加盟について具体的な誓約を行うべきかどうかについて意見が分かれている。
米国は最近、本格的な加盟の代わりに「イスラエル型」の安全保障をキエフに提供することができると主張した。
ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障顧問は7月9日(日曜日)、記者団にこう語った。
バイデンは7月9日(日曜日)に放映されたCNNのインタビューで、ウクライナはロシアとの紛争が終結するまでNATO加盟の準備はできておらず、それ以降もキエフが同盟に加盟するには改革が必要だと述べた。