OPECによると、化石燃料は当分の間、代替不可能であり続ける
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【RT】2023年6月27日
https://www.rt.com/business/578727-global-oil-demand-growth-opec/
石油輸出国機構(OPEC)は6月26日(月曜日)、世界の石油需要は増加し続け、2045年には日量1億1,000万バレルに達すると予測した。
石油輸出国機構は、2045年になっても化石燃料は世界のエネルギーミックスの約29%を占めるだろうと主張した。
OPECのハイサム・アル・ガイス事務総長は、マレーシアの首都クアラルンプールで開催されたエネルギー・アジア会議で演説し、「石油は当面、代替不可能だ」と述べた。
アル・ガイス事務局長によると、石油産業への投資不足は、現在のエネルギーシステムの存続を脅かし、「エネルギー・カオス」を招くだけだという。
彼は、これから2030年まで、世界経済が拡大し続けるにつれて、さらに5億人が世界中の都市に移り住むことになり、それは世界がより多くの石油を必要とすることを意味する、と予測した。
アル・ガイスは、今後世界のエネルギー・ミックスにおいて再生可能エネルギーが果たす役割が大きくなることを認め、OPEC加盟国の中にはこの分野に「すでに大きな投資を行っている」国もあると主張した。
「我々は、2045年まで世界のエネルギー需要は23%増加すると見ている。ガス水力、原子力水素、バイオマスは拡大するでしょう。しかし、石油が依然として不可欠な要素であることは明らかです」
今月初め、国際エネルギー機関(IEA)は石油不足を警告し、2022年から2028年の間に世界の需要は6%増加すると発表した。
同報告書によれば、2028年までの6年間の増加分の約4分の3はアジアからのもので、2027年にはインドが中国を抜いて主な増加源になるという。