巨大エネルギー企業、風力タービンの最大30%に不具合の可能性があると発表

より多くの品質問題が確認されたという事実は、我々にとって重大な後退を意味する

(Pixabay)

【WNDニュースサービス】 2023年6月23日午後4時22分掲載

https://www.wnd.com/2023/06/massive-energy-corporation-says-30-percent-wind-turbines-malfunctioning/

ウィル・ケスラー
デイリー・コーラー・ニュース・ファンデーション

 

シーメンスエナジー社は6月22日(木曜日)、同社の風力タービンの最大30%に欠陥部品の可能性があることが判明したため、技術的な見直しを行うと発表した。

 

 

「世界のエネルギーシステムの脱炭素化」を目指す国際的なエネルギー企業であるシーメンスエナジー社は、子会社のシーメンス・ガメサが「風力タービンの部品の故障率が大幅に増加している」ことを発見したため、今年の利益ガイダンスを撤回すると発表した。

 

シーメンス・ガメサのヨッヘン・アイクホルト最高経営責任者(CEO)は、6月23日(金曜)午前のアナリスト向け電話会見で、同社は設置台数の15%から30%が部品の故障に悩まされていると考えていると述べた。

 

「我々がより多くの品質問題を確認したという事実は、我々にとって重大な後退を意味する。シーメンスエナジーの社長兼CEOであるクリスチャン・ブルッフは、電話会見の中で、これらの品質問題は、我々が以前認識していたものを超えており、少数の、しかし重要なサプライヤーの一部の部品に直接関連している」と述べた。

 

現時点では、その費用は10億ユーロを超える可能性があると考えている。

 

マーケットウォッチによると、シーメンスエナジーの株価は発表後、6月23日(金曜)日の朝時点で36%下落した。

 
風力発電の利用は、運転規模が大きくなるにつれて、より多くのメンテナンスコストや環境への懸念が発生し、批判を受けている。

 

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、再生可能エネルギーの燃料として十分な電力を生み出すために設計された、より新しく大型のタービンは、部品の故障率が高く、メンテナンスコストが高くなるという。

 

 

また、一部の環境保護主義者は、風力発電所が生息地の破壊や空の旅の妨げとなり、鳥類を含む動物に害を及ぼすと主張している。