【Pjmedia】2023年9月29日
キャサリン・サルガド 記
グリーンエネルギーの影響もあり、いくつかの州が信頼性の低い送電網に悩まされてきた数年後、専門家たちはアメリカの送電網の信頼性を損なう最悪の方法は、グリーンエネルギーであると警告している。
グリーンエネルギーの影響もあり、信頼性の低い送電網に悩まされている州もある中、アメリカの送電網の信頼性を損なう最悪の方法は、「グリーン」エネルギーと電気自動車(EV)を増やすことだと専門家が警告している。
9月28日の下院公聴会「アメリカの経済、安全保障、そして私たちの生活に電力を」の前に送電網の信頼性の現状を検証する」に先立ち、気候変動問題の専門家数人が、検討に値する点を強調するコメントを発表した。
アメリカン・エナジー・インスティテュートのCEOで創設者のジェイソン・アイザック氏は、次のように述べている。
国際エネルギー機関(IEA)によると、2022年には世界全体で2,000万人以上、合計7億7,500万人が電気を利用できなくなると予想されている。
この状況を悪化させているのは、左派が信頼性の低い、可変性のある、中国製のエネルギー源に固執していることだ。
議会は市場を機能させ、アメリカのエネルギーよりも中国を選ぶような、市場を歪める補助金を直ちに廃止する必要がある。
中国製のエネルギー源についての言及は、特に適切である。
昨年の時点で、ヴィジュアル キャプタリス エレメンツは、中国共産党が世界のソーラーパネルのサプライチェーンを完全に支配していると報告している。
中国は「太陽光発電パネルの製造・加工のあらゆる主要段階」の75%を支配していると、VC Elementsは述べている。さらに、2021年現在、風力タービンの世界トップメーカーのリストでは、中国企業は10社中7社を占めている。グリーンエネルギーの流行は、共産中国を潤すだけだ。
言うまでもなく、「グリーン」エネルギーは実際には環境にとって最悪だ。
ソーラーパネルや風力タービンは何十億羽もの鳥を殺し、洋上風力タービンはクジラにとっても致命的だ。
野生動物を殺すだけでなく、ソーラーパネルや風力タービンは大量の有毒廃棄物を発生させる。グリーンエネルギーの環境上の利点は、気候危機と同様に偽りである。
ハートランド研究所のジェームス・テイラー所長は、EVについてより具体的に警告している。
「電力網の安定性と効率を破壊する最も手っ取り早い方法は、電気自動車を義務付け、普及させることだ。送電網は単純に、追加されるすべての需要に耐えることができない。また、EVのバッテリーは有毒廃棄物を大量に発生させるため、環境には良くないということも大きい。ちなみに、テイラーの指摘を裏付けるように、イリノイ州ジョリエットでは、30台の電気トラックが市全体(人口15万人以上)よりも多くの電力を充電に必要としたと報告されている」
H. ハートランド研究所の気候・環境政策に関するロビンソン・センターのディレクターであるスターリング・バーネット博士も、EVとグリーンエネルギーが電力網を弱体化させていると指摘した。
電力網が脅かされているのは、市場原理でも外国勢力でもなく、電気自動車や電気器具の義務化によって電力網にこれまで以上の需要を課すと同時に、信頼性が低く断続的な風力発電や太陽光発電をシステムに取り入れ、依存することを求める政府の政策によるものだ。
例えば、カリフォルニア州の送電網は、信頼性が低く非効率な「グリーン」エネルギーへの依存度が高まっていることもあり、すでに緊張状態にある。
グリーンエネルギーとEVを推進することで、気候憂慮論者はアメリカのエネルギー網を破壊しようとしている。