ロシア経済、成長軌道に復帰 - 世界銀行

同国の実質GDPは来年1.2%増加すると予測される



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【RT】2023年6月7日

https://www.rt.com/business/577583-russian-economy-growth-energy/


予想を上回るエネルギー収入のおかげで、ロシア経済は制裁にもかかわらず成長を続けるだろうと、世界銀行は6月6日(火曜日)に発表した最新の世界経済見通し報告書で述べている。

 

2024年にはプラス成長に転じるが、1.2%と小幅な成長にとどまる見通しだ。

 

 

この見通しによると、今年の生産高は0.2%減少すると予想されており、これは同行の1月の予測から3.1%ポイントアップしたものだ。

 

世界銀行は、「この変化は主に、石油生産の予想外の回復力と、2022年からの予想以上の成長の勢いを反映している」と述べている。

 

同機関は、欧米の制裁に直面したモスクワが、「量の重大な変化なしに」石油の輸出先を変更したことを指摘した。

 

しかし、ワシントンDCに拠点を置く同機関は、輸出量の継続的な縮小と弱い内需が活動の重荷になると警告している。

 

ロシア政府は、経済について前向きな見通しを維持している。

 

ミハイル・ミシュスチン首相は、2024年までにロシア経済の成長率が先進国を追い越すことができると予測している。


世界銀行はまた、2023年の世界経済成長見通しを引き上げ、米国、中国、その他の主要国の経済が予測よりも回復力があることが証明されたとしている。

 

金利上昇と信用収縮が来年の指標に悪影響を及ぼす可能性があると警告した。

 

今年の世界の実質GDPは、従来予想の1.7%増から2.1%増になると予測されるが、2022年の成長率3.1%を大きく下回る。

 

世界銀行は、中央銀行の金融引き締めの影響を理由に、2024年の世界成長率予測を1月の2.7%から2.4%に引き下げた。

 

世界銀行チーフエコノミストのインダーミット・ギルによると、発展途上国の3分の2は、今年の成長率が2022年よりも低くなるという。

 

「来年末になっても、発展途上国の3分の1は2019年末の一人当たり所得水準に勝てないだろう」とギルは記者団に語った。

 

「それは、世界のほぼ3分の1の国にとって5つの失われた年だ」