QRと欧州国旗が描かれた欧州EUのデジタルコビッド-19ワクチン接種証明書、コビッドウイルスのイラストとDNA / RNAを背景にした国際接種証明書やヘルスパスなどを携帯電話で表示し、手に持って示す写真イラストである。
写真...Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images
【Breit Bait】クルト・ジンデュルカ 2023年6月6日 2:49
世界保健機関は、「現在進行中および将来の健康上の脅威」に対するグローバルなデジタルヘルスシステムを先導するために、EUのデジタルコビッド-19認証を採用する予定である。
6月5日(月曜日)、欧州委員会と世界保健機関(WHO.)は、中国のコロナウイルス危機の際にブリュッセルが開発したワクチンパスポート形式のデジタルシステムを世界中に拡大する、「画期的なデジタルヘルス提携」の開始を発表した。
今月から始まるこのパートナーシップは、EUのデジタルコビッド-19認証システムが、WHO.のグローバルデジタルヘルス認証ネットワーク(GDHCN)の「最初のビルディングブロック」として採用されるもので、将来のパンデミックから保護すると考えられる「幅広いデジタル製品」の導入が予定されているとのことだ。
世界保健機関の事務局長であるテドロスは、次のように述べている。
「EUの大成功を収めたデジタル認証ネットワークに基づき、WHOは、公平性、革新性、透明性、データ保護とプライバシーという原則に基づくオープンソースのデジタルヘルスツールへのアクセスを、すべてのWHO加盟国に提供することを目指している。
「開発中の新しいデジタルヘルス製品は、世界中の人々が質の高い医療サービスを迅速かつ効果的に受けられるようにすることを目的としています」
欧州委員会とW.H.Oは、このシステムを「追加のユースケース」をカバーするために拡大することを検討すると述べ、その中には国際予防接種証明書または予防接種証明書のデジタル形式の作成も含まれるとし、「こうしたデジタルソリューションの拡大は、世界中の市民により良い健康を届けるために不可欠」と主張している。
さらに、2つのグローバリズム機関は、デジタルヘルス体制への「世界的な最大限の取り込みと参加」を実現するために、特に健康追跡システムを最も必要としている低・中所得国に焦点を当て、協力することを目指すと述べている。
欧州におけるオンライン検閲の動きを主導してきたEUのティエリー・ブルトン欧州域内市場担当委員は、次のように述べている。
「EUデジタルコビッド証明書に接続されている約80の国と地域は、EUが世界標準を設定したことになります。EUの証明書は、パンデミックとの戦いにおいて重要なツールとなっただけでなく、国際的な旅行や観光を促進することにもなりました」
「WHO.が、EU証明書のプライバシー保護の原則と最先端技術を基に、将来のパンデミックに対するグローバルなツールを構築することをうれしく思います」