ロシア、ノルドストリームをめぐりドイツ・スウェーデン・デンマークの特使を召還

Russia summons Germany, Sweden, Denmark envoys over Nord Stream

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【Insider Paper】AFP2023年5月25日 12時46分

https://insiderpaper.com/russia-summons-germany-sweden-denmark-envoys-over-nord-stream/

 

ロシアは5月25日(木曜)、破壊工作が行われたガスパイプライン「ノルドストリーム」の調査が進んでいないことへのモスクワの不満を理由に、ドイツ、スウェーデンデンマークの特使を召還した。

 

 

ロシアのガスをドイツに運ぶために建設されたバルト海のパイプラインは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2022年2月にウクライナに軍隊を派遣した数カ月後に、海底爆発物によって破断された。

 

 

西側諸国は、昨年9月のバルト海下の爆発をロシアのせいにしているが、クレムリンは西側諸国を妨害行為だと非難している。

 

 

ドイツ、スウェーデンデンマークの各当局は、4件の情報漏えいを引き起こした爆発を調査している。

 

 

5月25日(木曜日)、ロシア外務省は、「これらの国の当局が行ったとされる国内調査の結果が全くない」ことについて、特使を召喚し、公式に外交的抗議を行ったと発表した。

 

モスクワは、EU3カ国が調査の「透明性を確保」できていないと断じ、ロシアが調査に参加すべきだと主張した。

 

ロシア外務省はまた、3カ国が真実を明らかにすることに「関心がない」と指摘した。

 

同省は声明で、「彼らは明らかに踵を返し、痕跡と真の犯罪の加害者を隠そうとしている」と述べている。

 

国連安保理は3月、モスクワが作成した、妨害行為に関する独立調査を求める決議案を否決した。