英国人の過半数がスナックに否定的な見方をしている - 世論調査

明日、総選挙が行われた場合、野党「労働党」が政権に就くとのデータあり

2022年2月3日、イギリス・ロンドンのダウニング街ブリーフィングルームで記者会見を行うリシ・スナック氏 © Getty Images / Justin Tallis - WPA Pool/Getty Images

【RT】2023年5月17日

https://www.rt.com/news/576450-uk-sunak-opinion-poll/

 

市場調査会社YouGovが5月16日(火曜)に発表した世論調査データによると、英国国民の6割近くがリシ・スナク首相を好ましく思っていないことがわかった。

 

 

5月14日と15日に実施され、2,012人が回答したYouGovの調査結果によると、保守党党首に対して「非常に好意的」と表現する回答者は、わずか6%だった。

 

 

また、25%の回答者がスナック氏に対して「ある程度好意的」と回答し、59%の回答者がスナック氏の首相職に対して否定的であることがわかった。

後者には、「非常に好ましくない」という回答が34%含まれている。

 

野党労働党のリーダーであるキーア・スターマーは、主要な世論調査の指標でスナックをわずかに上回った、とYouGovは報告している。

 

回答者のうち、スターマー氏に対して「好意的」と答えた人は35%、「反対」と答えた人は51%、「どちらともいえない」と答えた人は15%であった。


YouGovのデータは、労働党への支持が高まっていることを示す最近の同様の世論調査を反映している。

 

今月スタティスタが行った分析によると、明日総選挙が行われた場合、英国民の43%が労働党に投票すると回答している。

 

2010年以来、英国の主要な政権党である保守党に投票する人は、わずか26%だった。

 

2022年以降、ほとんどの世論調査で保守党は労働党を引き離している。

 

リズ・トラスの44日間にわたる激動の首相就任により、両党の支持率に大きな開きが生じたが、これはボリス・ジョンソンのリーダーシップの最後の数週間を悩ませたスキャンダルからの脱却に苦労したためだとスタティスタは指摘する。

 

スナック政権になってから保守党の支持率はやや回復しましたが、スタティスタのデータによると、現在の政治情勢では次期総選挙で保守党は敗北することになる。

 

スタティスタが引用した拡張データ傾向によると、英国の有権者は一貫して経済を重要課題としている。

 

公衆衛生、国民保健サービス(NHS)の成功、移民改革、環境も、英国が直面する最も重要な問題だと考えられていることが、世論調査で明らかになっている。