「危機的状況」:この冬、暖房をつけない英国人の割合が大幅に増加


【THE LIBERTY LOFT】by:アート・ムーア 2022年8月30日

https://thelibertyloft.com/2022/08/30/crisis-huge-percentage-of-brits-wont-turn-on-heat-this-winter/

 

 

10月にはエネルギー料金が80%跳ね上がるということで、英国の成人の4分の1近くがこの冬は暖房をつけないと答えていることが、世論調査で明らかになった。

 

 

英国第3位の政党である自由民主党が依頼したサヴァンタ・コンレスの調査では、18歳以下の子どもを持つ親ではこの数値がさらに高くなると、Huffington Post U.K.は報じている。

 

世論調査によると、全体では23%が暖房をつけないと予想しており、18歳以下の子どもを持つ親の27%が同じように答えている。

 

英国政府のエネルギー規制機関Ofgemは先週、10月の平均的な家庭の年間暖房費が1,971ポンドから3,549ポンドに上昇すると発表した。

 

米ドル換算では、約2,300ドルから4,140ドルへの上昇となる。

 

自由民主党内閣府スポークスマン、クリスティン・ジャーディン氏は、何百万人もの人々が「経済的荒廃」に直面し、イギリスは「100年で最悪の生活費危機の瀬戸際にある」と警告した。

 

 

ジャルダン党は、歴史的に市場の現実に反する価格統制がこのような危機を悪化させ、壊滅的な不足を引き起こしてきたという事実を無視して、トーリー政府のエネルギーコスト高騰計画の中止を主張する。

 

 

Twitterで、英国の小さなコーヒーショップのオーナーと称する人物が、2ヶ月で約1万ドルにのぼる電気代の請求書とされる写真を投稿している。

 

英国の小さなコーヒーショップが2ヶ月で1万ドルの電気代を請求される。

 

気候のバカ騒ぎは無意味に高く、不必要に悲惨だ。 https://t.co/ysGm6jVBxJ

- スティーブ・ミロイ (@JunkScience) 2022年8月30日

 

 

退任する保守党のボリス・ジョンソン首相は、保守党の後継者がエネルギー料金の支払いを支援する「別の巨大な財政支援パッケージ」を発表すると述べた。

 

現在の予測では、エネルギー料金はもっともっと悪化し、来年には6,522ポンド(7,600ドル)にまで上昇すると言われている。

 

この問題は英国に限ったことではない。

 

タッカー・カールソン(米・NEWSキャスター)の報道によれば、ヨーロッパ全体のエネルギー価格は、今後数カ月で数百ポイント上昇すると予想されている。

 

ヨーロッパの指標となる電力卸売価格は8月22日に25%以上急騰し、初めて1メガワット時あたり700ユーロ(700ドル)を突破した。

 

それからわずか1週間後の現在では、1,000ユーロ(1,000ドル)にまで上昇している。

 

 

ロイターは8月30日(火曜日)、かつてヨーロッパ最大の電力輸出国であったフランスが、この冬、ヨーロッパの近隣諸国を助けるために十分な原子力エネルギーを生産せず、自国の需要を満たすために電力を配給する必要があるかもしれないと報じた。