ウクライナから脱出した400万人が一時的な保護を受ける

Infographic: 4 Million Receive Temporary Protection After Fleeing Ukraine | Statista

【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2023年5月9日(火) - 02:45 PM

https://www.zerohedge.com/geopolitical/4-million-receive-temporary-protection-after-fleeing-ukraine

 

欧州連合EU)の公式データベース「ユーロスタット」によると、ウクライナの戦争から逃れた約400万人の非EU市民が、2023年3月末までに一時保護を付与されていることがわかった。

 

 

スタティスタのアンナ・フレックの報告によると、そのうちの約98%がウクライナ国民で、35~64歳の女性が47%と最も多く、35%が子供で、男性はわずか18%である。

 

 

以下のグラフが示すように、最も多くの申請が認められたのはドイツで、106万7755人が一時保護を受け、次いでポーランドが97万6575人、チェコが32万5245人だった。

 

EUの一時保護指令は、西バルカン半島での武力紛争とその後の大規模な移住をきっかけに、2001年に初めて採択された。

 

しかし、20年以上前の指令であるにもかかわらず、初めて制定されたのは、ロシアのウクライナ侵攻後の2022年3月のことだった。

 

このため、例えば2015年の移民政策の危機の際に、なぜもっと早く使われなかったのかという疑問が生じ、さまざまな国からの難民を支援する際の欧州のダブルスタンダードに対する批判を呼んでいる。

 

この指令は、保護期間中(1年から3年まで)の滞在許可証、庇護手続きへのアクセス、雇用、適切な住居、社会福祉、医療、18歳未満の教育など、多くの権利を受益者に提供する。

 

ユーロスタットによると、一時保護資格の登録解除により、1ヶ月前よりEU全域で申請数が減少していた。