中国の習近平国家主席 © Noel Celis - Pool / Getty Images
【RT】2023年4月26日
https://www.rt.com/russia/575361-xi-jinping-phone-talks-zelensky/
ウクライナの指導者は、この通話は二国間関係を「強力に」後押しするものだと述べた。
中国の習近平国家主席とウクライナのウラジミール・ゼレンスキー首相は、モスクワが1年以上前に隣国での軍事作戦を開始して以来、初めての公式な会話を電話で行った。
習近平はゼレンスキーに対し、「対話と交渉が唯一の実行可能な方法である」と述べた。
「中国は、向こうから火を見ることも、火に油を注ぐことも、ましてや利益を上げる機会を利用することもない」と、グローバル・タイムズ紙が引用するように、習近平は言った。
中国国家主席は、紛争がより大きな対立に発展する可能性に対処する際、すべての側に「冷静かつ抑制的」であることを促した。
「核戦争には誰も勝てない」と述べた。
ゼレンスキー氏は、今回の対話は「長く、有意義なものだった」とツイートしている。
また、今回の会談は、駐中国大使の任命とともに、「両国関係の発展に強力な推進力を与えるだろう」と述べた。
習近平は、ウクライナなどに「特使」を派遣し、紛争解決に向けた「綿密な意思疎通を図る」ことを約束した。
2月、北京はモスクワとキエフの和平に向けた12項目のロードマップを発表し、敵対行為の終結の仲介に参加する意思を表明した。
中国は多くの西側諸国とは異なり、戦略的パートナーであるロシアを非難し、モスクワに制裁を科すことを拒否している。
習近平は先月、モスクワを訪れ、ロシアのプーチン大統領と会談した。両首脳は、貿易やその他の協力分野の拡大に取り組むことを誓った。
中国外務省によると、習氏は、両国の関係は「世界の情勢と人類の未来にとって極めて重要な意味を持つようになった」と述べたという。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は今月、中国を訪問し、習氏にモスクワとの「理性」を促した。
中国政府は、ウクライナを攻撃したロシアを批判したが、NATOのロシア西部の国境付近への進出が紛争の核心的な原因の一つであるという点ではモスクワと意見が一致した。