【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2023年4月26日(水) - 02:45 PM
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ロシアは、シリアを安定させ、この地域におけるアメリカの影響力を傍観させる努力を続けている。
4月25日(火曜日)、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、シリアとトルコの政府間の関係を正常化することを目的とした4者会談を主催した。
この協議には、ロシア、シリア、トルコ、イランが参加している。
最終的には、アメリカ軍がシリアから撤退することになるかもしれない。
ロシア国防省は、「シリア・アラブ共和国の安全保障の強化とシリア・トルコ関係の正常化の分野で、実際的な措置が話し合われた」と述べている。
これは、すべての当事者が「シリアにおけるすべての過激派グループとの戦い」に勝利することを望むという共通の視点に基づくものである。
トルコ国防省は、「シリア難民を彼らの土地に戻す努力を強化する問題」が検討された会談の「建設的な雰囲気」を肯定的に認めた。
トルコ国防省は、すべての代表が「シリアの領土保全に対する敬意を再確認した」と述べた。
シリアにとっては、主権と食糧・エネルギー資源の保護が重要な課題である。
米国とそのクルド人主導の代理人であるシリア民主軍(SDF)は、石油とガスが豊富なシリア北東部の広大なチャックと、イラクとシリアの国境にあるタンフ駐屯地を何年も前に占領してきた。
米国はシリアの石油を盗み、イラク国境を通過させていると広く非難されているが、同時に国防総省はISISと戦うために存在すると言っている。
トルコ軍もシリア北部の国境を占領し、シリアのクルド人グループと戦うことを目的としている。
重要なのは、ダマスカスとアンカラが協定を結べば、この協定が最終的にアメリカの占領を排除するカギになると予想されることだ。
これはもちろん、ロシアも同様に望んでいることでもある。
米国が支援する自衛隊は、長い間トルコの脅威にさらされてきたが、シリア、トルコ、ロシアが突然同じ見解を示した場合、その脅威はさらに増大することになる。
すでに米軍基地はここ数カ月間、散発的なロケット弾やドローンによる攻撃を受けており、最近では米軍契約社員が死亡し、米軍兵士も負傷している。
ダマスカスとトルコの和平の見通しを助けているのは、アラブ諸国がアサドとの関係再構築を急ぐあまり、サウジアラビアまでもが、アサドとの関係再構築を急いでいるという事実である。
ワシントンが猛反対しているアラブ連盟にシリアが復帰すれば、トルコやヨルダンなど他の地域諸国との外交正常化という点でも大きな効果がある。