米南部国境に向かう巨大な移民キャラバン


【SLAY】デビッド・リンドフィールド 2023年4月25日 - 8:25 am

https://slaynews.com/news/huge-migrant-caravan-heading-toward-us-southern-border/

 

メキシコ南部で巨大な移民キャラバンが形成され、米国との国境に向かっている。

 

キャラバンは約3,000人の移民が勢力を拡大していると推定され、そのほとんどが軍人のような年齢の男性で構成されている。

 

 

移民たちは4月23日(日曜日)にメキシコ南部から大規模なキャラバンを出発させ、米国に向かうルートで北へ歩き始めた。

 

主催者は、このキャラバンは、先月全焼して数十人が死亡したような収容施設に対する抗議であると主張している。

 

ベネズエラ人を中心とする移民たちは、グアテマラとの国境に近いメキシコの都市タパチュラから北に向かって歩き始めた。

 

移民たちの目標は、10日ほどでメキシコシティに到着することだという。

 

同市に到着したら、収容施設の閉鎖を訴えるとしている。

 

しかし、キャラバンはその後、米国南部国境を目指して進むと考えられている。

 

メキシコ南部で始まったキャラバンのほとんどは、米国に向けて北上している。

 

移民たちは、このような集団歩行を、大人数で米国とメキシコの国境を越えるチャンスと考えることが多い。

 

ベネズエラ人のヨアニさんは、ロイターのインタビューに答えて、「私たちは、より安全に、拘束されないようにキャラバンに参加した」と語った。

 

ヨアニさんは、メキシコシティに到着したら、家族とともに北上し、国境を越えて米国に入ることを望んでいるという。

 

「抗議者」のうち、何人が米国に向かって進むつもりなのかは不明だ。

 

しかし、10日間も国中を歩き回った移民の多くがメキシコシティに留まることはなさそうである。

 

このニュースは、民主党ジョー・バイデン大統領の政権が、5月11日にタイトル42を解除する見込みであることを示すものだ。

 

バイデンは、成功したトランプ時代の国境政策を来月にも解除したいと考えているが、この政策を維持しようとする訴訟もある。

 

コビッド19のパンデミックの際に制定されたこの政策は、国境を越えて米国に不法入国した人々を国境捜査官が直ちに強制送還できるようにするものだ。

 

ドナルド・トランプ大統領は、この政策によって不法越境者が激減したことを、国境の州から賞賛された。

 

タイトル42の権限で処理された不法移民は、米国滞在中に亡命を要求することは許されず、国外に連れ去られる。

 

タイトル42プログラムは、亡命申請を阻止するために250万回以上使用されている。

 

国土安全保障省(DHS)は、タイトル 42が解除された場合の不法移民の流入に備えてきた。

 

当初、同プログラムは2022年12月21日に終了する予定だったが、連邦最高裁判所の決定により延長された。

 

DHSは、タイトル 42の政策が終了すると、1日あたり9,000~14,000人の移民が不法入国を試みる可能性があると推定している。