イスラエル首相、「最高の同盟国」アメリカによる情報漏えいを軽視

Israel PM downplays intel leaks by 'best ally' America

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【Insider Paper】AFPA 2023年4月16日 14時29分

https://insiderpaper.com/israel-pm-downplays-intel-leaks-by-best-ally-america/

 


イスラエルのネタニヤフ首相は、ユダヤ国家に関する米国の機密文書流出の重要性を軽視し、改革推進をめぐる摩擦にもかかわらず、米国は自国の「最高の同盟国」であると主張した。

 

 

ここ数週間でネット上に流出した国防総省のファイル群の中には、イスラエルのスパイ機関モサドの幹部が、ネタニヤフ首相が求める物議を醸す司法改革に反対するデモに参加するよう職員に勧めたというものがある。

 

この文書では、この情報は電子信号の傍受によるもので、米国が密接な関係にある国をスパイしていることを示している。

 

NBCトーク番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューに応じたネタニヤフ首相は、米国の機密文書に関する報道を「誤解」だとした。

 

 

ネタニヤフ首相は、「モサドの法律顧問が、イスラエルの法律では、モサドの下級メンバーはデモに参加できるが、上級メンバーは参加できないと言ったのが真実だ」と述べ、イスラエルの軍とセキュリティサービスは、「首相である私と手を取り合って、国の安全を保証している」と主張した。

 

 

首相の口調は、報道を "あうんの呼吸 "と呼んだ首相官邸が発表した以前の声明よりも、より穏やかなものだった。

 

ネタニヤフ首相は、3月末から改革を中断しているが、数カ月にわたる動揺と欧米の同盟国からの批判を招き、ジョー・バイデン米大統領からも厳しい言葉が発せられた。

 

イスラエルの首相は、改革が米国との関係に負担をかけているとの指摘を退けた。

 

アメリカはイスラエルにとって欠くことのできない、圧倒的に優れた同盟国だ」と述べ、こう付け加えた。

 

「友人同士でも、時には意見の相違があるものだ」。

 

ネタニヤフ首相の発言は、民主主義への攻撃とみなされる政府の司法改革に抗議するため、数千人のイスラエル人が4月15日(土曜日)遅くに再びテルアビブの街頭で抗議した数時間後のことだった。