戦後もポーランドに残る予定のウクライナ人の割合が、この半年で2倍以上に増えている
2023年4月5日(水)ポーランド・ワルシャワを訪問中のウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を待つウクライナとポーランドの国旗を持った人々
(AP Photo/Czarek Sokolowski)
【REMIX】2023年4月13日 編集者 グジェゴシュ・アダムチ
ロシアとの紛争が続く中、ポーランドに逃れてきたウクライナ人のうち、合計38パーセントがポーランドに無期限滞在する予定であることが、最近の調査で明らかになった。
労働機関グレミパーソナルが3月に実施したこの世論調査では、さらに7パーセントの回答者がポーランドから他の外国に移住する予定であることが判明している。
このデータは、ウクライナに戻るのではなくポーランドにとどまるつもりだと答えたウクライナ人がわずか17パーセントだった2022年10月のデータとは著しく対照的である。
3月には55パーセントが帰国を約束しており、そのうちの5人に4人以上が戦争が終わってから帰国する予定だった。
グレミパーソナルのリクルートディレクターであるアンナ・ジャボルダは、「東部や南部出身で家が破壊されたウクライナ人の中には、帰るべきものがない人もいる」と述べた。
彼女は、多くの人がポーランドでうまく適応し、仕事を見つけ、子供たちを学校に通わせていると報告した。
また、ポーランドで男性のパートナーを見つけ、滞在を希望する女性もいる。
グレミ・パーソナルによると、ウクライナ企業がポーランドで開業していることも、彼らの計画に影響を与える要因となっている。
昨年半ばから、ウクライナ人を雇用するウクライナ人企業が1万社以上設立された。
これにより、熟練した教育を受けたさまざまなウクライナ人が、適正な賃金で働く機会が増えている。
3月に行われた調査では、ポーランド語を学ぶ予定がないウクライナ人はわずか10%にとどまった。
それどころか、10パーセントの人がポーランド語に堪能で、30パーセントの人がポーランド語で簡単にコミュニケーションできると感じており、50パーセントの人が多少困難であってもポーランド語を学んでいることが分かった。