EU諸国が劣化ウラン工場を希望 - ポーランド首相

マテウス・モラヴィエツキは、ポーランドでの有毒戦車用弾薬の製造に意欲的だ

 

© Twitter / モラヴィエツキ首相

 

【RT】2023年4月12日

https://www.rt.com/news/574631-poland-depleted-uranium-factory/

 

ポーランドは、ヨーロッパにおけるすべてのアメリカ製M1エイブラムス戦車のサービスセンターとなり、その砲に使用する劣化ウラン(DU)弾薬も作りたいと、マテウシュ・モラヴィエツキ首相が4月12日(水曜日)に述べた。

 

 

4月11日(火曜日)にワシントンでカマラ・ハリス副大統領と会談した後、モラヴィエツキ首相はアラバマ州アニストンを訪れた。

 

人口2万人のこの地域には、エイブラムス戦車を含むすべての追跡型車両を整備する米陸軍の車両基地がある。

 

「エイブラムス戦車の戦闘態勢を維持するためのヨーロッパ全域のサービスセンターをポーランドに置きたい」と、モラヴィエツキはアニストンまでついてきたポーランド人記者たちに語った。

 

「これは可能であり、私はこの件に関して協議中である」。

 

ポーランドはまた、劣化ウラン弾を製造できる工場を持つことに「努力している」と彼は付け加えた。

 


この高密度な金属は、米英の戦車兵が装甲貫通弾として使用している。

 

その破片を吸い込むと強い毒性があり、イラクや旧ユーゴスラビアなど劣化ウラン弾が使用された場所で過ごした後、多くのNATO軍が発ガン率の上昇を訴えている。

 

 

4月12日(火曜日)にハリスと会談した後、モラヴィエツキ首相はポーランドのメディアに対し、「数千人の兵士の追加駐留」と、ウクライナに送られる米国の装備や武器のための基地や倉庫の増設を求めたという。

 

ポーランドは現在、キエフ武装させるNATOの取り組みの物流拠点となっているが、米国主導のブロックは、ウクライナとロシアの紛争に直接関与していないと主張している。

 

ワルシャワは長年にわたって米国の常駐を求め、2018年にはドナルド・トランプ大統領(当時)の名前を冠した基地を提供することで口説き落とそうとした。

 

ポーランドは、ウクライナに引き渡していたソ連時代のT-72のほぼすべてを置き換えるために、250台の新型エイブラムス戦車と、さらに116台の近代化戦車を発注した。

 

最初の14台の戦車は6月に到着する予定であるとモラヴィエツキ氏は述べ、自国を守る「装甲カーテン」であると表現した。

 

 

ポーランドのメディアは、ジョー・バイデン大統領が米国を離れている間にモラヴィエツキが不可解な存在になっていることにも光を当てている。

 

 

ニュースポータルのインタリアによると、この訪問は、先週のフランス大統領エマニュエル・マクロンの中国訪問に対抗して、アメリカ側が「突然加速した」ものだという。

 

モラヴィエツキの訪問は、台湾の地位をめぐって中国と対立する際、EUはワシントンの「臣下」にはならないとするマクロン氏の発言を受けて、「さらに重要性を増している」と同報道機関は述べている。