2023年3月27日(月) 記:アルセニオ・トレド
https://www.naturalnews.com/2023-03-27-uk-sends-ukraine-depleted-uranium-tank-rounds.html
英国政府はこのほど、劣化ウランを含む徹甲弾のウクライナへの供与を開始すると発表した。
ロシア政府は、現在進行中の紛争でこの砲弾を使用すると、兵士と民間人の両方に回復不能な損害を与える恐れがあると警告している。
劣化ウランは、核兵器製造に必要なウラン濃縮工程で発生する副産物である。この弾丸には、最終的に有害となる可能性のある特定の放射性特性が残されている。
放射性物質として使用されるわけではないが、劣化ウランは非常に密度が高く、敵の装甲や要塞を貫く弾丸として、現代の軍隊にとって非常に魅力的な性質を持っている。
英国の現在の計画は、英国が最新の軍事援助の一環として送り込んでいる英国製チャレンジャー2主力戦車で使用する劣化ウラン弾をウクライナに供給することである。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、英国がこの計画を推進する場合、「集団的西側諸国が核兵器を使用し始めていることから、それなりの対応をする」と警告した。
「劣化ウランは国際的に大量破壊兵器として認められている」と、ヘルスレンジャーのマイク・アダムスは、彼の番組 「ヘルスレンジャー・リポート」のエピソードで警告した。
「軍事的な観点から、劣化ウラン弾は非常に、非常に効果的です」とアダムスは指摘した。
しかし、この弾はわずかに放射性物質を含んでおり、これを使用すると、基本的に劣化ウランの粒子状汚染物質が発生する。劣化ウラン弾を使用すると、基本的に劣化ウランの微粒子汚染物質が発生する。
■■ 劣化ウラン弾の使用は、何世紀にもわたってウクライナを汚染することになる
ロシア国防省は、英国がウクライナに劣化ウラン弾を供給する計画を実行した場合、同国の経済と人口に数世紀にわたって壊滅的な影響を与えるだろうと警告した。
ロシアの核・生物・化学防護部隊の責任者であるイーゴリ・キリロフ中将は、劣化ウランを含む徹甲弾を定期的に使用しているのは北大西洋条約機構の加盟国だけであり、特にイラク戦争では、米国が少なくとも300トンの劣化ウランを使用していたと指摘する。
「その結果、ファルージャ市の放射線状況は、米国による核爆弾投下後の広島市や長崎市よりもはるかに悪化した」とキリロフ氏は述べた。
さらに、ファルージャでは放射能によるガン患者が急増していることから、「第2のチェルノブイリ」というニックネームがつけられていると指摘した。
さらにキリロフは、劣化ウラン弾の使用はウクライナの農地にも取り返しのつかない被害をもたらすと警告した。
「自国民への感染に加え、ウクライナの農業産業複合体に甚大な経済的ダメージを与える...今後数世紀とは言わないまでも、何十年もウクライナ領内の農産物の輸出が減少する」と警告している。