カナダで数十万人が停電、氷の嵐に見舞われる

Hundreds of thousands without power in Canada after ice storm

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【Insider Paper】AFPA 2023年4月7日 13時21分
https://insiderpaper.com/hundreds-of-thousands-without-power-in-canada-after-ice-storm/

 

カナダ東部で数十万戸が停電したままだ。


氷嵐により2人が死亡し、特にモントリオールで広範囲に物的損害が発生してから2日後の4月7日(金曜日)です。

 

電力会社ハイドロ-ケベックは、「氷嵐の停電の影響を受けた人々の3分の1強に電力を回復させた」と発表した。

 

 

ケベック州では、4月7日(金曜日)の午前中までに約63万戸が停電したままであり、停電の最盛期には110万戸であったのが減少した。

 

同電力会社は、4月7日(金曜日)の深夜までにほとんどの顧客に電力を回復できると見積もっているが、4月9日(日曜日)、あるいは4月10日(月曜日)まで電気を使えない家庭もあるとしている。

 

ハイドロ・ケベック社のスポークスマン、レジス・テリエ氏は、「金曜日が近づくにつれて天候が良くなれば、サービスの復旧が加速される」と述べた。

 

停電の約半分を占めたモントリオールは、6つの一時的な緊急避難所を開設し、停電した住民が4月6日(木曜日)から4月7日(金曜日)にかけて一晩を過ごした。

 

嵐は、カナダで最も人口の多い2つの州であるケベック州オンタリオ州に影響を及ぼした。

 

4月5日(水曜)にはオンタリオ州の住民が倒木によって死亡し、木曜の朝には60代の男性が、モントリオールから西に約60キロ(35マイル)の自宅の庭で切ろうとした枝に押しつぶされて死亡した。

 

モントリオール市では、数百人の職員が、氷の重みで多くの枝が倒れた公園を中心に、4月7日(金曜日)にまだ瓦礫を片付けているところだ。

 

気温は摂氏1度(華氏33度)程度で氷は溶けたが、突風が木を揺らし、さらに枝が倒れる危険性がある。

 

当局は依然として電線に近づかないように呼びかけている。

 

今回の停電は、ケベック州では1998年の氷の嵐以来最大のもので、同州は数週間にわたって大混乱に陥った。