中西部のサント・ソリーヌで、農業灌漑用の新しい貯水池の建設に抗議するため、集団「Bassines non merci」、環境運動「Les Soulevements de la Terre」、フランスの労働組合「Confederation paysanne」が呼びかけたデモで、衝突の最中に燃えるフランスの憲兵車両...PASCAL LACHENAUD/AFP via Getty Images
【Breit Bart】BY: クルト・ジンデュルカ 2023年3月26日
フランスで、農業用灌漑用人工雨水貯水池の建設を阻止しようとする過激な気候変動活動家と数千人の警察官が対峙し、警察車両が放火され、衝突が発生した。
3月25日（土曜日）に、西フランスのドゥ・セーヴル地方にあるサント・ソリーヌで計画されている農業灌漑用の雨水を集める「巨大貯水池」の建設現場に、約6000人の「暴力活動家」と約3000人の警察官が押しかけたとル・フィガロが報じた。
気候変動が水の流通に与える影響を理由にこのプロジェクトに反対した活動家たちは、マクロン大統領が定年退職の年齢を引き上げたことに反発し、全国的な暴力状態に乗じて自分たちでも暴力を振るった。
当局によると、左翼過激派との衝突で少なくとも28人のジャンダルム（憲兵）が負傷し、2人の警官が負傷の結果「絶対的緊急事態」に陥ったとされている。
さらに、トラック3台と憲兵隊のバン2台がグリーンアジェンダの暴徒たちによって焼き払われ、彼らは警察に対して即席の迫撃砲や火炎瓶を使用したと報告されている。
3月26日（土曜日）にこの地域を立ち去る前に、気候変動過激派の大群は、流域の水ポンプとパイプを使えなくすることに成功した。
「国が年金を守るために立ち上がる一方で、我々は同時に水を守るために立ち上がる」と、抗議から暴動に発展した抗議活動の主催者は金曜日に述べ、警察による排除を避けるために、私有地の現場近くに「戦闘的コミュニティ」と名付けたキャンプを設置した。
彼らはさらに、建設の一時停止と、「農業産業」による農作物のための水供給の支配を防ぐための「水分配」スキームの形成を要求した。
この地域では、10月に61人の憲兵が負傷し、22人の警官が「重傷」となるなど、極左の緑の活動家による暴力的な抗議活動が以前から行われていた。
ジェラルド・ダルマナン内務大臣は、気候変動活動家の「許しがたい暴力」を非難し、こう主張した。
「勝つのは極端な左翼ではない」と主張した。
エリザベス・ボルネ首相は、今週初めに行われた不信任投票を辛うじて乗り切った後、「容認できない行為と、これらの行為を助長する過激な言論の無責任さ」を非難し、政府は「耐え難い暴力の急増に直面して共和国の秩序の確保に従事している国家公務員と消防士を支援」することを表明した。
一方、米国のバーニー・サンダースとよく比較される左派の大統領候補ジャン＝リュック・メランションは、ツイッターでサント＝ソリーヌでの「警察の暴力」を批判した。
当局の発表では、デモ参加者の負傷者は7人にとどまったが、左派の主催者は、警察が催涙スプレーを使用したことにより、200人以上が何らかの形で負傷したと主張している。
サント＝ソリーヌのメガ盆地プロジェクトは、この地域で降雨量が少ない夏に十分な蓄えを持つために、冬の間に十分な水を集めようと、国と連携して450の農家が2018年に始めた幅広い取り組みの一部である。
この計画の支持者は、特に最近の壊滅的な干ばつを考慮すると、農場の存続に不可欠であると主張している。
ブリュッセルの政治家や官僚たちは、オランダやベルギーなどの国々で、何千もの農場を廃業に追い込む恐れのある過酷な環境規制を課そうとし、騒動を起こしているのである。
