【America First Report】BY：ローダ・ウィルソン 2023年2月14日
https://americafirstreport.com/uk-will-be-the-first-to-trial-biontechs-mrna-cancer-vaccines/
■■ mRNA癌ワクチン
1月、英国政府は、がん用ワクチンの研究を促進するための新しいパートナーシップを発表した。
早ければ9月から、英国の患者は世界で初めて、新しいmRNAがん "ワクチン "の試験に参加することになる。
保健社会福祉省（DHSC）［2023年1月6日］は、ビオンテック SEとの正式な提携を発表し、同社のワクチン技術を癌に利用する研究を加速し、NHS患者に対して個別化mRNA療法をテストする。
「革命的」と呼ぶ専門家も出てきている。
厚生長官スティーブ・バークレーが、ファイザーと有力なコビット19「ワクチン」を共同開発したドイツ企業ビオンテックと、個別化mRNAワクチンを探求する覚書に調印した。
ビオンテック社によると、この提携は「3つの戦略的柱」に焦点を当てたもので、mRNAや他の薬物クラスをベースとしたがん免疫療法、感染症ワクチン、そして「会社の主要市場の1つ」である英国でのビオンテック社の足跡を拡大することだそうだ。
このユニークなコラボレーションは、「癌ワクチン発射台」の創設を通じて、2030年までにNHSの癌患者に1万件の個別化治療を提供することを約束するものだ。
科学と臨床の両戦略を調整するために、ケンブリッジに新しいセンターが開設される予定だ。
mRNAを使って生体内で有用なタンパク質をコード化することは、研究室では何年も前から行われてきたとメッドスコープ誌は報じている。
しかし、ビオンテック社とモデルナ社が推進するコビッドワクチン計画は、mRNAベースの製品がいかに迅速に製造され、いかに強力なものであるかを示している。
免疫腫瘍学に新たな楽観論が生まれた2つ目の重要な要因は、チェックポイント阻害剤のペムブロリズマブ、ニボルマブ、アテゾリズマブ、イピリムマブが幅広い種類のがんで部分的に成功していることである。
メッドスコープ誌は、mRNAがん「ワクチン」への関心を高める3つ目の要因として、臨床サンプルからDNA配列データを取得するスピードが速くなっていることを挙げている。
以前は数週間かかっていたものが数秒で達成され、大規模なデータセットも洗練されたソフトウェアで瞬時に比較される。
従って、個々の腫瘍の突然変異をマッピングし、関連するmRNAコンストラクトを作り、適切なベクターに挿入することが数日以内にできるのだ。
メッドスコープの記事はこう続けている。
この技術は、大手製薬会社の新しい働き方を生み出すだろう。
病理学的サービスは新鮮な組織をキュレートして供給する必要がある。
病院の薬局は新しい組織と連携して、オーダーメイドのワクチンを提供し、注入できる状態で腫瘍医に提供する必要がある。
そして、投与量、タイミング、免疫反応のブレーキをかけるためのチェックポイント阻害剤の使用、そしてもちろん、より一般的な放射線療法や化学療法の追加など、多くの変数がある。
■■ mRNA癌ワクチンはその約束に沿うか？
ビオンテック社は、有害であることが知られているコビッド注射を開発し、その後ファイザー社が販売した。
ファイザー・ビオンテックのコビッド注射の効果の1つは癌である。
インフォームド・コンセントなしに行われた効果のない安全でないコビッドmRNA注射の後、あなたはビオンテックやその製品を推進し、サポートするシステムが、あなたのために「安全で効果的な」個人向けmRNA注射をデザインし投与してくれると信じているのか？
■■ 将来はどうなるのか？
メッドスコープの記事は、癌患者の未来がどのようなものになるかを予測したものである。
医師は、自分たちの役割が冗長になり、将来的には単なるワクチン接種者としての役割になる可能性があることを認識しておく必要がある。
2040年のがん患者は、低侵襲のロボット手術で原発がんを摘出し、高度な画像診断で完全な病期分類が行われる。
