バイデンは、ガスエンジン搭載のセダンよりも汚染度の高いEVハマーのプロモーションを行う。

【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン 2023年2月1日 11:02 午前

https://www.zerohedge.com/technology/biden-sits-ev-hummer-pollutes-more-gas-powered-sedan

 

 

バイデン大統領の70人規模のソーシャルメディアチームは、新型ハマーEVに乗った大統領の写真をツイートした。

 


彼らは、アメリカの「電化とグリーン化」を推し進める大統領を称えた。


大統領は、2030年に販売される新車の約半分をゼロ・エミッション車にするという新たな目標を定めた大統領令に署名した。

 

大統領令によれば、EV推進の主な目的は「排出ガスの削減」である。

 

クリーンエネルギーにはダーティな側面もあるが、その不都合な真実のひとつは、大統領が乗っているまさにそのEVが、典型的なガソリンエンジン搭載セダンよりも汚染しているということだ。

 

米国エネルギー効率経済協議会(ACEEE)によれば、この事実が明らかになったのだ。

 

ACEEE(エーシーイー)は昨年の報告書で、ハマーEVの不都合な真実を明らかにした。

 

走行距離当たりの排出量は、EVは同サイズのガソリン車より少ないが、ゼロではない。

 

シボレー・ボルトEVは、電力網からの排出を考慮すると、1マイルあたり約92gの二酸化炭素(CO2)を排出することになる。

(CO2は全国平均で計算していますが、電力網の排出量は国によってかなり差があります)。

 

ガソリンエンジンのシボレー・マリブでは、1マイルあたり320gを超える。

より大きな車では、初代ハマーH1が1マイルあたり889gのCO2を排出し、新しいハマーEVは341gだ。

 

これは、巨大なEVがより小さな従来の車よりも環境に悪いということを示している。

ACEEEはさらにこう続ける。

 

EVの環境負荷は、1マイル走行するのに必要な電力だけではない。

 

EVの製造過程では、いくつかの段階で温室効果ガスが放出される。

特に重い電池を搭載するEVは、鉱物を採掘し、加工し、電池にする必要がある。

 

航続距離や車体の大きさを追求すると、電池のサイズも大きくなり、排出量も増加する。

 

 

電池に使用される鉱物の採掘は、環境に大きな影響を与えるだけでなく、多くの電気自動車用電池に使用される重要な鉱物である、コバルトの採掘に関する人権侵害が明らかにされるなど、社会的に悪影響を及ぼす可能性がある。

 

 

より効率的なEVは、同じ航続距離を得るために必要な電池の量が少なく、排出量や鉱物の採掘に関連する問題も少なくなる。

 

EV、特にハマーのような大型のEVには、不都合な真実があるのである。

 

ところで、平均的な労働者階級の人々が買えるものと、そうでないものとの間には、多くの断絶がある。

 

ほとんどの庶民は10万ドルのEVを買う余裕がないのだ。