【エンドタイムヘッドライン】 2023年1月29日
戦争の噂 専門家は、イスラエルがこの夏、イランと「戦争をする準備をしている」と警告している。
専門家によるこの厳しい予測は、イスラエルと米国が先週、史上最大の合同軍事演習を行い、その準備態勢を示したことによる。
ジュニパーオーク演習には7000人以上の米軍とイスラエル軍が参加し、140機以上のB52爆撃機、戦闘機、アパッチガンシップが登場する実戦的な戦争ゲームとなった。
また、空母打撃群を含む12隻の海軍艦艇、高機動砲ロケットシステム、多連装ロケットシステムも参加した。
ドナルド・トランプ前米大統領が、イスラエルを米中央軍(セントコム)の包囲網に含める決定を下してから2年後に行われたこの1週間の演習は、イスラム政権に強固なシグナルを送ることを意図していたと、情報筋は述べている。
昨年11月に行われた、イランの核施設への攻撃を想定した空軍の合同演習2回に続くものだ。
イスラエルはまた、米国から新しいF-15 EX戦闘機を購入し、攻撃範囲を拡大することを検討している。
また、サウジアラビアや湾岸諸国など地域の同盟国に対して、米国が中東で軍事的に関与する一方で、動きの速いウクライナ情勢に対応できることを保証するためのものでもあった。
湾岸協力会議の関係者は、今週末にこの演習について説明を受けることになっている。
中東の専門家であるキャサリン・ペレス・シャクダムは、イスラエルが予想される紛争に先立ち連合体を構築しようとしているため、この保証が鍵になると言う。
シンクタンク、ヘンリー・ジャクソン協会のペレス・シャクダム氏は、「イランの核開発問題で時間がないことは分かっている」。
「イスラエルは戦争に備えつつある。イスラエルは戦争に備え、イスラエル国防軍の高官は夏前には戦争が起きると考えている。先週、サンデー・エクスプレスは、イランが保有するウランを、核弾頭とミサイルに十分な量を搭載できるレベルである90%まで濃縮するのに、あと数週間となっている」というイスラエルの懸念を報じた。