ビル・ゲイツ:気候変動講演のため、化石燃料をガブ飲みする7000万ドルのプライベートジェットでオーストラリアを飛び回る

   


【Natural News】2023年1月27日 金曜日 BY:キャッシーB

https://www.naturalnews.com/2023-01-27-bill-gates-climate-change-private-jet.html

 

 

ハイテク億万長者のビル・ゲイツは、気候変動の危険性について大衆に説教するために高みの見物をしている一方で、化石燃料をガブ飲みする7000万ドルのプライベートジェットで飛びまわろうとしている。

 

このガルフストリームジェットは、クイーンズランド州グレートバリアリーフにあるリザード島で休暇を過ごした後、オーストラリア首相の公邸を訪れたシドニーの空港の滑走路で最近目撃されたものである。

 

このジェット機は、温室効果ガスの排出を減らすために持続可能なエネルギーと技術の革新に取り組むブレイクスルー・エナジー社のために世界中を飛び回り、毎時1700リットルの燃料を消費しているのである。

 

現在世界第4位の富豪であるゲイツは、シドニーシンクタンク、ローウィー研究所で講演し、温室効果ガス削減の重要性を強調し、次のように述べた。

 

 

「気候変動に大規模な投資をする価値があるのは、時間とともにどんどん悪化していくからです。もし、温暖化を極端に進めてしまうと、あらゆる自然の生態系が消滅し、世界のあらゆる場所で屋外作業ができなくなります。熱帯地域では農業が不可能になり、1年の大半の期間、屋外で働くことができなくなるわけです。」

 

ゲイツは、世界が排出量を減らすことを望んでいるが、1億9400万ドルのプライベートジェットのコレクションを持っている。


次に彼は、全豪オープンテニストーナメントの最後の5日間を楽しむために、メルボルンに彼のガスタンクジェット機を飛ばす予定である。

 

このプライベートジェットは、マイクロソフト創業者が所有する4機のうちの1機に過ぎない。

 

1億9400万ドル相当の彼のコレクションには、1機7000万ドルと言われる18人乗りのガルフストリームG650ERが2機含まれている。

 

他の2機はボンバルディア社のチャレンジャー350で、1機あたり約2700万ドル(約27億円)。

 

彼は自分のコレクションを「ギルティプレジャー」と呼び、また世界最大のビジネスジェットサービス会社であるシグネチャー・アビエーション社に数十億ドルを投資している。

 

ゲイツは著書『気候変動による災害を回避する方法』の中で、気候変動に関して自分は「不完全なメッセンジャー」であると認めているが、地球を救うために快適さを捨てようとは考えていないようだ。

われわれにもそうしろと主張しているのだが。

 

ゲイツは以前、Foxニュースのクリス・ウォレスに、世界は今後30年の間に現在の510億トンの排出量をゼロにする必要があり、さもなければ深刻な事態に直面するだろうと語ったが、彼は明らかに自分の役割を果たしてはいないようだ。

 

スウェーデンの調査によると、ゲイツは2017年に59回プライベートジェット機を利用し、合計約1,600トンの二酸化炭素を排出しており、世界平均は1人当たり5トン未満だ。

 

トランスポート& エンバイロメントのレポートによると、プライベートジェットでの移動は、民間航空機の10倍、電車での移動の50倍で、圧倒的に炭素集約度の高い移動手段とされている。

 

ゲイツは、プライベートジェットへの愛着は、クリーンな航空燃料を購入しているので、それほど悪いものではないと主張したがるが、ビジネスジェットのメンテナンスに投資することは、環境に配慮していると主張する人物の行動としては、合理的とは言いがたいだろう。

 

 

説いていることを実践していない気候変動警告者は、彼だけではない。

 

今週、世界経済フォーラムの参加者が、気候変動対策に関する会議のためにスイスのダボスへ少なくとも150機のプライベートジェット機で出かけたことが非難された。

 

億万長者、政府高官、有名人、企業経営者などの来賓は、プライベートジェット機の使用によって何千トンもの炭素を消費したのである。

 

環境保護運動家のクララ・マリア・シェンクはこう指摘する。

 

「一方、富裕層や権力者は、超汚染で社会的に不公平なプライベートジェットでダボス会議に集まり、密室で気候や不平等について議論しています」。