ピクサベイ
【Insider Paper】AFPD2022年12月1日
https://insiderpaper.com/serbia-names-pro-kremlin-head-of-intelligence-service/
セルビアは、クレムリンとの関係で物議を醸した元内相のアレクサンダル・ヴーリン氏をバルカン半島の情報機関のトップに任命したと、国営公共放送RTSが12月1日報じた。
セルビアは国連でプーチン大統領のウクライナ侵攻を非難したが、西側の対ロシア制裁への参加を拒否した。
ヴーリン氏は元国防相兼内相で、激しい民族主義的な発言で近隣諸国としばしば外交問題に発展してきた。
彼は、紛争が始まって以来、モスクワを訪問した数少ないヨーロッパの高位政治家の一人である。
50歳の彼は、8月にロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談している。
ヴーリンはすでに、セルビアは「反ロシア・ヒステリーの一部にはならない」と発言し、モスクワのセルビアへの外交支援を強調している。
また、ヴーリン氏は「セルビア世界」、つまり様々な国に住むセルビア人の連合体を公に提唱しているが、これはモスクワの「ロシア世界」の考えを反映したものだと批評家は考えている。
セルビアは2012年以来、欧州連合(EU)加盟の待機状態にあるが、バルカン半島のこの国は、ほぼ全面的にロシアのガスに依存している。
また、国連におけるモスクワの拒否権に依存しており、2008年に独立を宣言した離脱地域コソボが国際的に認知されるのを事実上妨げている。