パキスタンの首都をデモ隊が封鎖

イムラン・カーン氏の支持者は、元首相が銃撃された数日後にイスラマバード郊外で交通を停止させた。

 

       

パキスタンのグジュランワラで、首都イスラマバードに向かう反政府デモ行進に参加するイムラン・カーン氏の支持者たち(2022年11月1日)。© AFP / Arif Ali

 

 

【RT】2022年11月8日

https://www.rt.com/news/566159-pakistan-khan-protest-islamabad/

 

パキスタンのイムラン・カーン前首相の支持者らが1日、イスラマバード近郊の道路を封鎖し、交通を混乱させ、学校を閉鎖に追いやった。

 

警察の文書には、先週、単独のガンマンがカーン氏を殺害しようとしたと記録されているとみられるが、カーン氏は、2人の暗殺者が関与する陰謀があったと主張している。

 

11月7日(月曜日)と11月8日(火曜日)に撮影されたビデオ映像には、カーン氏の政党パキスタン ティリークイー インサフの支持者がパキスタンの首都郊外の高速道路に椅子を持ち込み、他のグループのデモ隊が市内で同様の座り込み抗議を行っている様子が映っていた。

 

カーン氏の似顔絵を描いた横断幕は、支持者によって高々と掲げられ、橋に吊るされた。ロイター通信によると、この抗議行動により、多くの学校が閉鎖に追い込まれた。

 

カーン氏は先週11月3日(木曜日)、グジュランワラ郊外の集会で撃たれ、負傷した。

 

彼は4月に政権を追われて以来、支持者に街頭に出るよう呼びかけており、当時はイスラマバードで再選挙を要求する抗議デモ行進を指揮していた。

 

11月4日(金曜日)に病院からビデオ演説で、彼は「回復したら」首都への行進を再開すると述べた。

 

ロイターが見た警察の文書によると、パキスタン警察はこの銃撃について犯罪捜査を開始し、単独のガンマンがカーン氏を殺害しようとしたと主張している。

 

しかし、前首相は2人以上の殺し屋が関与していたと主張し、シェバズ・シャリフ首相、ラナ・サヌラー内相、情報機関のファイサル・ナセル少将が殺害未遂を組織したと非難している。

 

パキスタン政府と軍部は関与を強く否定している。

 

カーン氏は元クリケット選手で、2018年から今年4月の不信任案による罷免まで、パキスタンの首相を務めた。

 

在任中にロシアや中国と経済・外交関係を築き、解任はより従順な指導者を据える目的で米国が仕組んだと主張していた。