イムラン・カーン氏の自宅を取り囲むパキスタン警察

カーン元首相の演説が、政敵への「脅迫」を理由にテレビで禁止され、YouTubeは全国でブロックされた。

 

土曜日の集会で演説するカーン氏 © AFP / Farooq Naeem

 

 

【RT】2022年8月21日

https://www.rt.com/news/561270-khan-arrested-threats-officials-pakistan/

 

 

追放されたパキスタンの前首相イムラン・カーンは、8月20日(土曜日)の夜、イスラマバードでの集会中に女性判事と警察幹部2人を脅迫したとされ、同国の反テロ法違反で起訴された。

 

 

日夜、彼の自宅で撮影されたとされるビデオには、彼に対する警察の報告書が提出された数時間後に、警察が住居を取り囲んでいる様子が映し出されている。

 

 

8月20日(土曜日)の集会での演説で、カーンは、ゼバ・チャウドリー判事、2つの警察機関、パキスタン選挙管理委員会、および他の政敵に対して自ら告発すると脅迫し、彼の参謀長であるシャバズ・ギルに対するひどい仕打ちに対して「結果」を迎える準備をするよう警告した。

 

 

彼は、先週扇動罪で逮捕されたギル氏に連帯して、イスラマバードのF-9公園で集会を開いたのである。

 


その夜、PEMRAと呼ばれる国のデジタルメディア監視機関は、「効果的な監視と編集管理を確実にする」時間遅延メカニズムなしに、この演説、あるいは今後元首相が行うライブ演説を放送することを衛星放送局に禁じるとした。 

 

 

カーンは「国家機関や公務員に対する挑発的な発言を通じて、根拠のない非難をし、ヘイトスピーチを広め、国家機関を継続的に標的にしている」とPEMRAは政治家の先制検閲に関する指令の中で説明している。

 

 

カーンのいわゆる「ヘイトスピーチ」は「法と秩序の維持に有害であり、公共の平和と平穏を乱す可能性がある」と主張している。

 

 

Netblocksによると、Googleが所有する動画プラットフォームがパキスタンインターネットサービスプロバイダー8社の協調行動によりオフラインになったため、カーン氏がYouTubeで演説をライブ配信しようとしたのも妨害されたとのことだ。

 

 

しかし、カーン氏の演説が終わると同時に、同サイトは機能を回復した。 

 

 

カーン氏は、中央アジアや中東でのワシントンの「永遠の戦争」に反対したことを理由に、米国主導の陰謀だと断じ、不信任投票で4月に首相を更迭された。