ドイツの町の財産、亡命希望者のために没収へ

   

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【フリーウエストメディア】2022年10月26日

https://freewestmedia.com/2022/10/26/property-in-german-town-to-be-confiscated-for-asylum-seekers/


これまで、ドイツで亡命希望者の居住空間が没収されてしまうというのは、悪意のある「陰謀論」として片付けられてきた。しかし、この「説」は悲しいことに現実のものとなりつつある。

 

ミュンヘンからほど近いバイエルン州のフュルステンフェルトブルク地区で、それが実行に移されようとしているのだ。


地元のCSU地区行政官トーマス・カルマシンは、体育館を「難民」の宿泊施設として利用することを拒否している。

 

しかし、爆発的に増加する亡命希望者を前に、既存の公共施設は不足しつつある。

 

そこでカルマシンは、新来者を収容するために、公共および民間の不動産を没収することを望んでいる。

最初の取り組みがすでに始まっている。

 

カルマシンは声明で、移民政策は連邦政府の問題であると述べた。前回の「難民」危機の際、2014年から2016年にかけてと同様、学校の体育館を再び利用できるようにすることを拒否した。

 

この展開は、アパートや一戸建てに収容されているウクライナ人やセネガル人との連帯を強要する上で、影響を受けた地元の人々を厳しいストレスに陥れることになりそうだ。


社会学者のカリン・シェルシェル(Karin Scherschel)は最近のSZのインタビューで、移民推進派だが、選挙キャンペーンでは移民をテーマにして戦うべきではないと警告している。

 

もしシェルシェルが自分のやり方を通すなら、移民の議論は無視されることになるだろう。

当局が家を没収している現在、この問題が一触即発のムードを作り出すことは間違いない。

 

警察法のいわゆる一般条項によれば、ドイツではホームレスになる恐れのある人々を、たとえ所有者の意思に反してでも、空きアパートやホテルの部屋に住まわせることができる。

 

ただし、その前に、当局が他の可能性をすべて排除していなければならない。

 

このような国家の侵犯が、あらゆる場所の私有地にも及ぶのは、おそらく時間の問題であろう。

 

シュトゥットガルトでは、家主が難民のために家を市に提供したいというので、100人の借主に通知が来た。

 

また、バイエルン州の老人ホームでは、若い移民を1階に収容するため、住人を高層階に移動させることを余儀なくされた。