【米】中古車価格はようやく下がり始めたが、多くの消費者はまだ支払いに余裕がない

Image: Used car prices are finally starting to drop, but many consumers still can’t afford payments


【Natural News】2022年10月21日  by: キャシーB.

https://www.naturalnews.com/2022-10-21-used-car-prices-drop-consumers-still-cant-afford.html

 

米国の中古車価格は、10月最初の15日間で、2009年1月以来最大の前年比下落率を記録し、全体で10.4%下落した。

 

前年同月比の下落率は、測定対象となった6つのカテゴリーすべてで見られた。

 

SUVと高級車の下落率が最も高かったが、コンパクトカー、中型車、バン、ピックアップも下落した。

 

同時に、新車と中古車の在庫は改善され始めていますが、金利の上昇により、全体的に消費者にとって車の購入価格は低くなっている。

 

iSeeCarsのCar Affordability Indexによると、2019年8月から2022年8月にかけて、新車の値ごろ感は13.3%低下し、同時期に中古車の値ごろ感は26.7%低下していることがわかった。

 

中古車の価格が記録的に高いことが大きな要因であるが、FRBが積極的に金利を引き上げているため、多くのアメリカ人にとって車の支払いはさらに困難になっている。

 

iSeeCarsのエグゼクティブ・アナリストであるカール・ブラウアーは、次のように指摘している。

 

サプライチェーンの不足と需要の増加により、新車・中古車の価格上昇は所得の伸びを上回っている。パンデミックによるロックダウンが始まるかなり前の2019年8月から2022年8月まで、新車価格はほぼ29%上昇し、3年落ちの中古車価格は52%上昇しました」と述べている。

 

消費者の所得が13%しか上昇していない中、消費者が購入する自動車の種類や支払い方法に大きな変化が生じている。

 

景気に関係なく車を買い替えなければならない人もいるため、多くの購入者は期間が長いローンを組んで高い金利を払ったり、頭金を少なくしたりしている一方、さらにドルを伸ばすために低価格のモデルを選んでいる人もいる。


一方、パンデミック時に見られたサプライチェーンの問題は、新車の不足を招き、後期モデルの中古車需要を押し上げ、それに呼応するように価格を上昇させた。

 

中古車価格は依然として過去に比べ大幅に高い水準にあるが、このまま同じペースで価格が下がるかどうかは予測できないものの、下がり始めているのは良い兆候かもしれない。

 

最近の主要指標の傾向から、月後半は中古車卸売価格の下落幅が例年より小さくなるように思われる。

 

 

■■ 中古車ディーラーの収益低下


全米最大の中古車販売会社であるカーマックスは最近、四半期中の自動車販売台数が1年前に比べて6.4%減少し、収益が54%減少したと発表した。

 

同社は、業績低下の背景として、消費者心理の低下や金利上昇とともに、インフレによる「車の買いやすさの課題」などの問題を挙げている。

 

新車価格を上昇させている供給制限問題は、コンピューターチップなどの部品不足が大きな原因である。

 

アメリカの5世帯のうち2世帯が毎年自動車を購入しているため、自動車価格の上昇はインフレ圧力全体の大きな要因となっている。

 

残念ながら、今、車を買おうとしているすべての人に、状況が改善されるのを待つ余裕があるわけではない。

 

専門家によると、今すぐ車を購入する必要がある場合は、地元の市場で何が起こっているかに注意を払い、異なる販売店やAutotrader.comやCars.comなどの大手掲載サイトで入手できる価格を比較することが重要であるとしている。

 

車の下取り価格がわかったら、月々の予算と同様に、どの程度の頭金を支払うことができるかを把握し、買い物をしながらそれに従うようにするのがいい。

 

多くの消費者がそうであるように、インフレの進行に直面して妥当な価格を見つけるために、あなたが探しているいくつかの機能を妥協したり、古いモデルを購入する必要があることを見つけることがある。