欧州送電システム運用者ネットワーク(ENTSO-E)、フランスとアイルランドがこの冬最大の停電リスクに直面すると発表
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【RT】2022年10月22日
https://www.rt.com/business/565117-energy-warning-issued-eu/
欧州送電システム運用者ネットワーク(ENTSO-E)は、フランスとアイルランドの電力系統が、冬の停電に対して最も脆弱であると警告している。
10月20日(木曜日)に発表された冬の見通しによると、この地域のネットワークは1月と2月に最もストレスに直面するが、フランスとアイルランドは早ければ11月か12月にそれらの問題に見舞われる可能性があるとのことだ。
「この冬の状況は危機的だが、運用上の対策で管理可能」とし、主にフランスで、スウェーデンやフィンランドでも原子力発電能力の喪失がシステムにストレスを与えていると指摘している。
アイルランド国内の電気の流れを管理するエアグリッドも、その見通しの中で、個人顧客はこの冬に平均4時間の停電に直面する可能性があると述べている。
一方、ENTSO-Eによると、フランスでは原子力発電量の低下により、個人消費者は冬の間、最大26時間の停電に直面するという。
また、ノルウェーとスウェーデンは水力発電に依存しているため、冬が特に乾燥した場合、停電のリスクに直面する可能性があると警告している。