ロシア、新地域の収穫ポテンシャルを試算

農務省によると、新たに加わった地域は、年間の穀物収穫量を数百万トン増加させるという。

 

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【RT】2022年10月10日

https://www.rt.com/business/564035-russia-harvest-potential-new-regions/

 

ドミトリー・パトルシェフ農相は先週、記者団に対し、旧ウクライナ領の加盟により、ロシアの穀物収穫量は年間約500万トン増加すると語った。

 

「耕作可能な土地がたくさんあるんだ。正常な生産プロセスを組織化することが重要です。耕作地を考慮すると、500万トンの穀物を収穫できると思います。また、他の作物も導入すると思います」と、パトルシェフ氏は語った。

 

また、ドネツク、ルガンスク両共和国とケルソン、ザポロジェ両州との間で、当局が物流網の構築に成功し、野菜など一部の産品はすでにロシアに供給されていると指摘した。

 

一方、加工用に栽培された製品の一部は、これらの領土に供給されている。

 

「農産業の複合体はそこで強く発展している。これからも発展していくと思う。新しい対象との交流の方法を改善していく」と大臣は指摘した。

 

ロシアの統計機関ロスタットのデータによると、2021年の穀物収穫量はおよそ1億2100万トンにのぼった。

 

今年の穀物生産量は過去最高の1億5000万トンに達する見込みだと、プーチン大統領は先週、作物に関する予備データを引用して述べた。

 

ロシアは近年、世界最大の穀物輸出国となっている。

 

同国は2022年にすでに約830万トンの穀物を海外市場に納入しており、合計で約5000万トンの供給を見込んでいる。