制裁にもかかわらず、純供給国としての地位を維持できている、と農相が語る。
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【RT】2023年6月3日
https://www.rt.com/business/577404-russia-grain-exports-global-share/
ロシアは、欧米の対モスクワ制裁を支持しない国々に農産物の輸出を方向転換し、現在87%がそれらの国々に輸出されていると、農業大臣が発表した。
「中国、トルコ、エジプト、バングラデシュ、アルジェリア、パキスタンへのロシアの農産物の出荷は大幅に増加している」と、ドミトリー・パトルシェフは6月2日(金曜日)に閣僚パネルで語った。
パトルシェフは、ロシアの生産者は、信頼できる責任ある海外のパートナーとの関係を着実に築いてきたと強調した。
同大臣によると、2022年のロシアは農産物の純輸出国の地位を維持し、金額ベースの海外売上高は416億ドル、輸入高は357億ドルに達した。
また、ロシアは2022年に200万トン以上の魚と73万トン以上の畜産物を国際市場に出荷しており、付加価値の高い製品の輸出が順調に伸びていると述べた。
先月、パトルシェフは、ロシアの穀物輸出は2023-2024年シーズンで5000万トンから5500万トンになるだろうと述べた。
テレビ放映された政府会合で彼は、同国の2023年の小麦の収穫量は合計7800万トンで、冬の穀物の93%が良好な状態で寒さを乗り越えたと指摘した。