製薬会社大手ファイザーが、今度はポーランドを敵に回した。ポーランドは、欧州連合（EU）が自国に代わって交渉した「現金輸送車」コビッド19ワクチン取引にサインすることを拒否しているからだ。
【The National Pulse】2023年6月4日
https://thenationalpulse.com/2023/06/03/poland-aint-happy-with-outrageous-pfizer-demands/
EUは先週、ファイザー社との取引を発表したが、多国籍企業は未納分の現金を要求しており、ポーランドのアダム・ニエジエルスキ保健相はこの取引の一部を「言語道断」と呼んだ。
「欧州委員会が加盟国を代表してファイザー社と交渉した条件は、まったく満足のいくものではなく、我々はこの取引に参加するつもりはない」と、ニエジエルスキ氏は述べた。
東欧諸国は、以前からパンデミック時代の契約について再交渉を試みており、その理由として、コストの増大、投与量の未達、プロバイダーによる柔軟性の欠如を挙げている。
製薬会社は、特に選挙で選ばれたわけでもなく、責任もとらない欧州委員会との過去の契約を理由に、この問題をすっぽかそうとしているように見える。
しかし、ハンガリー、ルーマニア、リトアニアは、ファイザーとの契約が欧州の納税者に押し付けられることに反対する声明を出すと予想され、圧力が高まっている可能性がある。
今年初め、欧州議会は、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長とファイザー社およびそのロビイストとの関係を明らかにするための透明性確保策を阻止した。
