EUのパン価格高騰

主食であるパンは前年比で平均18%上昇、ユーロスタット発表

 

© Getty Images / Maskot

 

【RT】2022年9月20日

https://www.rt.com/business/563106-eu-bread-prices-record-high/

 

EU諸国ではここ数カ月、家庭の食費が劇的に上昇している。

急激なインフレにより、重要な主食であるパンの価格が上昇し続けているためだ。

 

 

EUの統計局であるユーロスタットが9月18日(月曜日)に発表したデータによると、8月のEU圏内のパンの価格は、前年同期と比較して平均18%高かったという。

 

ユーロスタットは、「これは、パンの価格が2020年8月に比べて平均3%高かった2021年8月と比較して、大幅な上昇である」と述べた。

 

最も高い上昇率を記録したのはハンガリーで、66%も高騰した。

 

リトアニアのパン価格は33%、エストニアスロバキアでは32%の上昇を記録した。

 

パン価格の平均的な上昇率が最も低かったのはフランスで、8%の上昇を記録した。

 

ルクセンブルクとオランダはともに平均10%の値上がりを記録した。

 

ユーロスタットによると、月次データでも、ヘッドラインインフレ率は3%から10%の間で変動し、かなりの上昇を示した。

 

同機関は、パン価格の上昇をロシアとウクライナの紛争に起因するとし、両国が 「穀物、小麦、トウモロコシ、油糧種子(特にヒマワリ)、肥料の主要輸出国である」と強調している。