高騰するイギリスの家賃

7月、2016年以降で最も急激な値上がりを記録。

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【RT】2023年8月23日

https://www.rt.com/business/581402-uk-rental-prices-growth/

 

英国のテナントが支払う民間賃貸価格は、7月までの12ヶ月間で5.3%上昇し、2016年に記録が始まって以来、年間変化率が最大となったことが、国家統計局(ONS)のデータで明らかになった。

 

この数字は前月の5.2%から上昇し、過去2年間一貫して費用は増加している。

 

 

ONSによると、年間民間賃貸料はイングランドで5.2%、ウェールズで6.5%、スコットランドで5.7%急増した。

 

イングランドで民間賃貸価格の年間変動率が最も高かったのはウェスト・ミッドランズヨークシャー・アンド・ザ・ハンバー、ロンドンで5.5%、最も低かったのはノース・イーストで4.6%だった。

 

ONSの発表によると、6月までの12ヶ月間の住宅価格上昇率は1.7%と、5月の1.8%を下回り、昨年7月のピーク時の14%を大きく下回った。

 

報告書によると、英国の6月の平均住宅価格は28万8000ポンド(36万8000ドル)だった。

 

イングランドの平均住宅価格は前年比1.9%増の39万1,000ドル、ウェールズは0.6%増の27万2,000ドル、北アイルランドは2.7%増の22万2,000ドルだった。

 

スコットランドの住宅価格はほぼ横ばいの平均241,000ドルだった。

 

「最終取引価格を用いて測定される年間住宅価格インフレ率は、6月も鈍化したが、下落幅はこれまでの月よりも緩やかだった」と、ONSの住宅市場指標責任者エイミー・ノース氏は述べた。

 

英国の住宅市場では、インフレ抑制のためのイングランド銀行による一連の利上げにより、住宅ローン金利が先月15年ぶりの高水準を記録し、需要が急減した。