ロシア大統領への対処は態度の問題、とトルコ指導者
2022年7月19日、イランのテヘランで会談するトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領。© Turkish Presidency via AP
【RT】2022年7月25日
https://www.rt.com/news/559630-erdogan-putin-attitude-west/
トルコのエルドアン大統領は7月19日、西側諸国がロシアのプーチン大統領に対して間違った態度をとっていると批判し、シリアの和平プロセスから先週の黒海港経由のウクライナ産穀物輸出に至るまでの問題でモスクワと協力する自身の能力と対比して語った。
「西側の政治家のプーチンに対する態度はご存知の通りだ」と、7月25日(月曜日)の夜、国営放送TRTの長いインタビューの中で語り、「政治家としてあるまじき行為だ」と指摘した。
「このような態度は、政治家としてあるまじき行為だ」と述べた。
彼は、アンカラが7月22日(金曜日)にモスクワとキエフの両方と穀物取引の交渉を成功させることができたのは、この洞察力のおかげだと考えている。
トルコはまた、紛争初期のウクライナとロシアの会談を主催していたが、西側指導者の強い要請により、その過程は決裂したと伝えられている。
エルドアン大統領は穀物取引について、「我々はこの合意を実行に移すことを決意している」と述べ、世界的な食糧危機の脅威を緩和するために大いに役立つだろうと述べた。
また、ロシアとウクライナの両国に、イスタンブールで署名した内容を遵守するよう促した。
ロシアとウクライナの紛争において、アンカラはどちらの側をも敵とは見なさない、とエルドアン大統領は述べた。
トルコはロシアに対して制裁を課していないが、モスクワのウクライナでの軍事作戦に反対を表明し、キエフにベイラクターTB-2などの戦闘用ドローンを販売している。
ロシアとの関係については、トルコは隣国シリアの和平プロセスなど「相互利益」の問題に集中しているとエルドアンは述べた。
「アスタナ3」構想の一環として、トルコの指導者は今月初め、テヘランでプーチンおよびイランのエブラヒム・ライシ大統領と会談している。