アンカラがNATOに加盟しているため、トルコとロシアの首脳の写真は「理解できない」とドイツ外相が主張した。
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【RT】2022年7月23日
https://www.rt.com/russia/559510-erdogan-photo-germany-putin/
ドイツのアンナレナ・バーボック外相は、ウラジーミル・プーチンとレジェップ・タイップ・エルドガンが最近撮影した共同写真について、NATOへの挑戦であると烙印を押した。
この画像は、イランで行われたロシアとトルコの指導者の会談で撮影されたものだ。
写真には、3人の大統領と、真ん中にホストのエブラヒム・ライシ氏が手をつないで微笑んでいる様子が写っている。
7月23日(土曜日)に掲載されたBildのインタビューで、バールボック氏はこの写真について、"特にNATO加盟国の観点から"、「理解できない以上」であると指摘している。
同盟の一員でありながら、トルコはウクライナ紛争において中立的な立場を選択し、他の加盟国から逸脱している。
NATOは全体として公式にロシアを脅威とみなしている。
「トルコの大統領がこの写真に写っていることは、控えめに言っても挑戦的なことです」と彼女は言った。
この写真は、「国際ルールを信じるだけでなく、そのルールのために立ち上がる」「価値あるパートナー」とともに立つことの重要性を証明していると、彼女は考えている。
「我々の価値のために立ち向かわない他のアクターがあり、疑問があるとき、彼らはまた、力を合わせるからです」と彼女は説明した。
イランの首都での3カ国交渉は、シリアの紛争の平和的解決を目指し、モスクワ、テヘラン、アンカラが2017年に開始した、いわゆる「アスタナ平和プロセス」の一環として、今週初めに行われたものだ。
また、プーチンは各相手と二国間会談を行った。
どちらの会談でもウクライナ情勢が議題となった。
一方、トルコは国連とともに、ロシアとウクライナの間で、ウクライナの黒海港からの穀物輸出のブロックを解除する合意を仲介する役割を果たした。
この合意は、アントニオ・グテーレス国連事務総長によって「希望と可能性と救済の光」と称され、7月22日(金曜日)にイスタンブールでエルドアン大統領が出席して調印された。