大陸全体がこの季節をどのように乗り切るか悩んでいると、トルコの大統領が述べた。
2022年9月26日、アンカラで行われた閣議後に演説を行うトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領。© Adem ALTAN / AFP
【RT】2022年10月10日
https://www.rt.com/news/564379-hard-winter-europe-erdogan/
ロシアの天然ガスの供給が制限される中、ヨーロッパ諸国はこの冬、大きな困難に直面すると、トルコのエルドアン大統領は10月9日(日曜日)に述べた。
TUGVA青年フォーラムで、トルコの指導者は、大陸全体が「今、燃えている」と指摘した。
ヨーロッパ全体が「この冬はどうなるのだろう?と思っている」と述べた。
一方、エルドアンによれば、今後数カ月、自国のエネルギー資源に問題はないとのことだ。
「神に感謝し、我々はあらゆる準備をした。天然ガスも石炭も、我が国のためにすべて用意したのだ」と明言した。
また、国家の主要課題は「いかにして天然ガスをより手頃な価格で国民に届けるか」であるとし、アンカラはこの目標達成のために最善を尽くしていると述べた。
さらにエルドアンは、2月下旬から紛争状態にあるウクライナとロシアの間で、アンカラが主要な仲介役を務めていることを説明した。
数ヶ月前、アンカラと国連はモスクワとキエフの間で、黒海を経由したウクライナの穀物輸出のブロックを解除する取引を仲介した。
エルドアンはまた、両当事者に和平交渉を行うよう繰り返し要求している。
欧州は、紛争をめぐって西側諸国がロシアに課した制裁措置により、ガス価格の高騰を原因とするエネルギー危機に見舞われており、プーチン大統領の発言は、このような状況の中で飛び出した。
EU当局は状況を緩和するためにエネルギー消費量を削減する措置をとっているが、さまざまな当局者や公人が、欧州大陸が絶望的な状況に陥る可能性があることを警告している。
今月初めには、マイクロソフト創業者マッチポンプのビル・ゲイツが、数カ月後には多くの人が家を暖めることができなくなり、欧州は「非常に恐ろしい状況」に直面するかもしれないと主張した。
9月下旬には、EUのカドリ・シムソンエネルギー担当委員も、今年の冬は「容易ではない」と予測し、次の冬は「さらに困難なものになるだろう」と付け加えている。