【Natural News】2022年7月15日 ｂｙ：イーサン・ハフ
https://www.naturalnews.com/2022-07-15-canadian-government-investment-insect-production-eat-bugs.html
カナダ政府による「持続可能な食品生産」産業への新たな資金注入のおかげで、北の隣人は、肉を使わない、昆虫ベースの食品社会への道を順調に歩んでいる。
報道によれば、カナダ農業食糧省はオンタリオ州ロンドンの新しい昆虫生産施設に850万ドルを投入し、この施設ではまもなく数十億匹のコオロギを粉にして、人々の食卓に「食品」として供されることになる。
Aspireという会社は、「コオロギのタンパク質を生産する商業施設の建設を支援するために」資金を得ることになった。
一旦稼働すれば、この施設は「環境に負担をかけずに栄養価の高い食品を大量に提供する」能力を持つことになる。
なぜなら、電気を大量に消費する偽の食品工場ほど、環境に負担をかけないものはないからだ。
Aspire社は、「世界の食糧不足に取り組むという目標から、食用昆虫の生産に着目しました」と発表している。
ウェールズの小学生たちは、虫の消費試験プログラムの一環として、すでにコオロギを食べさせられている。
カナダ政府は、850万ドルの現金注入により、アスパイアは 「オンタリオ州ロンドンの施設で、最新のスマート技術を駆使してコオロギの理想的な生育条件を整える」とともに、「一度に数十億匹のコオロギを監視して育て、高級健康食品やペット市場向けに栄養豊富なタンパク質を生産できるようにする」と発表している。
■■ 将来、肉は金持ちのものだけになるだろう
税金がなければ、食用にするコオロギを大量に育てるにはコストがかかりすぎる。そこで、カナダ政府は、このプロセスを社会化することを決定した。
コオロギを食べるのは普通ではないので、少しでも市場に出すためには、生産工程に大量の資金を投入しなければならないことがわかった。
カナダ政府によると、「昆虫などの代替タンパク源は、水、エネルギー、スペースの使用を抑え、生産段階での温室効果ガスの排出を大幅に減らすことで、世界の食糧需要をより持続的に満たす機会を提供する」という。
完成すれば、この施設には40億匹以上のコオロギが生息し、単年度で最大1300万キログラムの昆虫を生産する能力を持つことになる。
この数字が達成されれば、世界最大級のコオロギ専用加工施設になる見込みだとWestphalian Timesは報じている。
同社の共同設立者であるモハメッド・アシュール氏は、新しいコオロギ工場から得られるコオロギのタンパク質は、肉牛よりもはるかに少ない食料、水、土地で済むため、より良いものになると主張している。
ただ、カナダの納税者がこの事業に補助金を出すことを強いられている限り、カナダ人にとって新しい「持続可能な」タンパク源となることだろう
。
「私たちの長期的なビジョンは、世界中の多くの国々で食糧難に対処するために、純粋に入手可能で、手頃な価格のタンパク質源にすることです」と、アショールは述べている。
「我々は、人口とタンパク質に対する欲求の両方が大幅に増加していると同時に、食料を生産するための耕作地や資源が大幅に減少しているのです」。
最後に確認したところ、カナダは何十億エーカーもの土地を持ち、世界で最も人口の少ない国の一つだ。
土地不足などということはありえないのだが、事実が物語を邪魔しているのだろうか？
