【Natural News】2022年7月14日 by: アルセーニョ・トレド
大手製薬会社は、人の体内にいながら継続的に薬を投与できる、新しいナノテクノロジー装置に多額の投資を行っている。
問題のデバイスは、セラグリッパーと呼ばれるものだ。
ジョンズ・ホプキンス大学化学・生体分子工学科の研究者が作成したものだ。
ジェーン・ルビー博士は、「The Dr. Jane Ruby Show」の中で、ナノテクデバイスを人の消化管に埋め込むことを研究者が望んでいることを指摘した。
そこから「薬を与え続けることができる」のだ。
つまり、針や錠剤の代わりに、薬物送達デバイスがすでに人の体内にあることになるのだ。
これは、大手製薬会社がナノテクノロジーを使って新しいワクチンを開発しようとしていることを示す最新の証拠に過ぎない。
「我々は、自己組織化ナノ粒子について話してきたし、マイク・アダムスの予備報告書には、これらの注射を受けた後に、文字通り体内で成長する回路があることが確認されている」とルビーは言った。
「さて、今、あなたは、セラグリッパーと呼ばれるものを手に入れました。」
■■ セラグリッパーの仕組み
ジョンズ・ホプキンスの研究者たちは、鉤虫(人の消化管内で生存し、そこで見つかった栄養分を最大2年間摂取することができる寄生虫)の研究によって、ナノテク装置を作るインスピレーションを得たと主張している。
このトラグリッパーには、大手製薬会社が希望する薬剤を充填したポリマーパッチが装着されている。
金属製の薄膜で作られたラグリッパーは、鋭い「マイクロチップ」を備え、熱に敏感なワックス層でキャップがされている。
体温に合わせると、このワックス層が軟化し、折り畳まれる。
その結果、マイクロチップが押し出され、腸管の粘膜に付着する。
そして、このマイクロチップが腸管粘膜にぴったりとくっつくと、薬物が放出される。
この装置は、大腸から食道まで、消化管のどの部分でも適切に機能するように設計されているが、研究者らは、大腸は小児患者や特定の疾患の局所療法に適した経路でもあるため、トラグリッパーが引っ掛かる場所として最適であると指摘している。
Science Advances誌に掲載された実験用ラットを用いた試験で、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らは、ラグラッパーが実験用ラットの結腸に丸1日留まり、長期間にわたって投与される薬物の量が増えることを発見した。
研究者らは、数千個のセラグリッパーを人の体内に配備するのに必要なのは直腸への一回の注射だけであり、セラグリッパーは結腸から消化管の上部に移動することができると指摘している。