ウクライナ難民、集団立ち退きに直面-メディア

オランダの自治体シェルターでは、夏休みの流入に備える。

 

ハーグのロシア大使館前で行われたデモで、ウクライナの国旗を掲げるデモ参加者。©Charles M. Vella / SOPA Images / LightRocket via Getty Images

 

【RT】2022年6月27日

https://www.rt.com/news/557890-netherlands-ukrainian-refugees-evictions/

 

 

現在、オランダの家庭で受け入れられている数百人のウクライナ難民が、夏休み中の立ち退きに直面していると、地元メディアが伝えている。

 

 

彼らに避難所を提供している人たちは休暇に行きたがらず、ゲストを一人自宅に放置していると、ANP通信が6月26日(日曜日)に報じた。

 

 

オランダ各地の自治体は、現在個人の住宅に滞在しているウクライナ難民の流入に備えている、という。

 

「”猫は民宿へ、ウクライナ人はシェルターへ”。そう、それが厳しい現実なのです」と、取材に応じたある人物は説明する。

 

 

ロシアが同国での軍事作戦を開始した後、何百人もの難民がヨーロッパに殺到した春には、ウクライナからの難民が家族とともに収容された。

 

今、「ハネムーン期間は終わり」、多くのホストファミリーはもはやゲストを望んでいない、と報告書は述べている。

 

 

「人々は言う。私は休暇に行くので、ウクライナ人を家の中に一人きりにさせたくないのです」と、ブラバント-ズィードオスト安全地域(オランダの緊急対応の地域間調整を行う公的機関)の広報担当者が語ったことが引用されている。

 


オランダの他の地域でも状況はほぼ同じであると報告されている。

 

自治体では、ウクライナ人のために追加のシェルタースペースを準備し、国内の他の場所に難民を再定住させる必要性を抑えることを望んでいる。

 

 

ウクライナ難民はヨーロッパの多くの地域で歓迎されたが、その後、多くの受け入れ国が、当初提供していた手当や補助金を削減または中止している。

 

 

ブルガリアなどの沿岸諸国では、夏の到来により、一時避難所として利用されていたホテルが観光客のために立ち退きを余儀なくされる事態が発生した。