【ウクライナ】アゾフ海の安全な航路が開通-ロシア

ロシア軍によると、通路は5月25日(水曜日)に開設され、毎日開通している。

 

   

   写真. マリウポルの港。©Maxym Marusenko / NurPhoto via Getty Images

 

【RT】2022年5月27日

https://www.rt.com/russia/556121-azov-sea-safe-passage/

 

ロシア軍によると、アゾフ海を通る船舶の安全な航路が確立された。

モスクワがこの地域の機雷を掃海し、マリウポリ港を安全に運用できるようにしたと報告した後に、航路が開かれたのだ。

 

軍の発表によると、アゾフ海から黒海への航路は、長さ115マイル、幅2マイルである。ロシア国防省によると、5月25日(水曜日)に初めて開通し、現地時間の午前8時から午後7時までの間、毎日通行が可能である。

 

黒海にある長さ80マイル、幅3マイルの別の海軍回廊は、以前からロシア海軍によって維持されており、今も通行が可能である。

 

モスクワは、ウクライナがロシアと共有する2つの海を民間船にとって安全でないものにしていると非難している。キエフは、ロシアによる水陸両用攻撃 を防ぐため、自国沿岸に機雷を配備するよう命 じた。

 

この地雷は比較的古い設計のもので、嵐の際にアンカーから外れて自由に浮遊し、船舶に脅威を与える可能性がある。3月下旬に少なくとも1個がトルコに向けて漂流し、ボスポラス海峡の交通を守るために破壊されたと報告されている。

 

5月24日(火曜日)、ロシア軍はマリウポリ港とその近海の安全確保を完了したと報告した。掃海艇と解体専門家が150万平方メートルの海域、50キロの海岸線、港の構造物、港に停泊していた32隻の船舶を確保した。

 

合計1万2千個の爆発物が発見され、無効化されたとのことだ。また、国防省によると、軍はマリウポリへの水路を妨害するためにウクライナ軍が沈めた哨戒艇を浮かせ、撤去したという。

 

マリウポルは、ロシアの対日攻撃以前はウクライナで最も忙しい港の1つだった。アゾフ海の北東岸に位置し、ドネツク民共和国が領土の一部と主張している。


今月初め、アゾフスタル製鉄所に隠れていたウクライナ軍が降伏した後、この都市はロシア軍の完全支配下に置かれた。

 

同製鉄所には陸上設備があり、市内の主要港から約6kmに位置しているため、ウクライナ軍がいるとはいえ、マリウポリ近海が完全に安全とは言い切れない状況だった。